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畦元隆成、23連勝で3大会制すも世界選手権に1勝届かず。酒井素が年間首位

2026 Steel Tour Japan の最終節で畦元隆成が 23 連勝を記録して 3 大会連続で優勝したものの、世界選手権出場権に 1 勝届きませんでした。年間首位の酒井素が代表枠を獲得し、繰り下げで Man Lok Leung が本戦へ進出します。

目次
  1. 奇跡に迫った 23 連勝、3 大会連続優勝の快進撃
  2. あと 1 勝で届かなかった「アリー・パリー」への道
  3. Steel Tour Japan 2026 最終節の結果
  4. 酒井氏の出場枠確定と Man Lok Leung 氏への繰り下げ
  5. TSUDA の見方

2026 年 9 月 22〜23 日に神奈川県で開催された「2026 Steel Tour Japan(スティールツアージャパン)」の最終節で、畦元隆成(Ryusei Azemoto)氏が 23 連勝を記録して 3 大会連続優勝を飾ったものの、あと 1 勝及ばず世界選手権への切符を逃したと PDC が報じました。

スティールツアージャパンは、英国ロンドンのアレクサンドラ・パレスで毎年 12 月に開幕する「PDC World Darts Championship(ワールドダーツチャンピオンシップ)」の日本代表枠を争うツアーです。今シーズンの最終節となった今週の 4 大会(Event 9〜12)を前に、畦元氏が年間ランキング首位の酒井素(Motomu Sakai)氏を逆転して世界選手権へ返り咲くには、4 大会すべてで優勝する完全制覇が絶対条件となっていました。

この記事では、あと 1 勝に迫った畦元氏の壮絶なトーナメントの戦いぶりと、酒井氏の年間首位確定に伴うアジア勢の世界選手権出場枠の行方について解説します。

奇跡に迫った 23 連勝、3 大会連続優勝の快進撃

年間ランキング首位を走る酒井氏は、前週末に出場した「World Series of Darts Finals(ワールドシリーズオブダーツ・ファイナルズ)」の激闘を経て今大会を欠場していました。酒井氏はすでに「PDC Asian Tour(PDC アジアンツアー)」で年間 2 位に入り、世界選手権の出場権を手中に収めていたためです。

一方、逆転のためには「4 大会全勝」しか残されていなかった畦元氏は、初日から凄まじい集中力を発揮しました。

初戦の Event 9 では、準決勝で Taiga Ajiki 氏との最終レグまでもつれた接戦を 5-4 で制すると、決勝では Hiroki Kaneko 氏を 5-3 で下して優勝を飾ります。

続く同日午後の Event 10 でもドラマが待っていました。準決勝の Shunta Takayama 氏戦では 4-3 の劣勢から 13 ダーターと 103 チェックアウトを沈めて逆転勝利。決勝の Atsushi Takeuchi 氏戦でも 4-2 とリードを許し、第 7 レグでは相手に複数のマッチダーツを握られる絶体絶命の危機に陥りながらも、これを凌いで 5-4 で劇的な逆転優勝を果たしました。

さらに Event 11 でも勢いは止まらず、2 試合の最終レグ勝負を乗り越えて連勝を 18 に伸ばすと、決勝ではアジアンツアー王者の有原竜太(Ryuta Arihara)氏を 5-3 で撃破。4 大会のうち 3 大会を制し、逆転まであと 1 大会としました。

あと 1 勝で届かなかった「アリー・パリー」への道

迎えた最終戦の Event 12。畦元氏は準決勝までの 5 試合でわずか 7 レグしか落とさない内容で勝ち進み、連勝記録を 23 にまで伸ばして決勝戦へと駒を進めました。

世界選手権への切符まであと 1 勝。その運命の決勝で対戦したのは林雄太(Yuta Hayashi)氏でした。しかし、試合は林氏が序盤から主導権を握り、畦元氏は 3-0、4-2 とリードを追いかける苦しい展開となります。最後まで諦めずに食らいついた畦元氏でしたが反撃は及ばず、5-3 で林氏が優勝を飾りました。

この結果、畦元氏の驚異的な 23 連勝の快進撃は最後の最後でストップし、年間ランキング首位の座は酒井氏が守り切ることとなりました。

Steel Tour Japan 2026 最終節の結果

神奈川で開催された Event 9 から Event 12 の準決勝および決勝の結果は以下のとおりです。

イベントラウンド勝者スコア敗者
Event 9準決勝Hiroki Kaneko5-1Junpei Shibata
Event 9準決勝畦元隆成5-4Taiga Ajiki
Event 9決勝畦元隆成5-3Hiroki Kaneko
Event 10準決勝畦元隆成5-4Shunta Takayama
Event 10準決勝Atsushi Takeuchi5-2Ryunosuke Iwai
Event 10決勝畦元隆成5-4Atsushi Takeuchi
Event 11準決勝畦元隆成5-4林雄太
Event 11準決勝有原竜太5-3Atsushi Takeuchi
Event 11決勝畦元隆成5-3有原竜太
Event 12準決勝畦元隆成5-1Atsushi Takeuchi
Event 12準決勝林雄太5-2岡野翔
Event 12決勝林雄太5-3畦元隆成

酒井氏の出場枠確定と Man Lok Leung 氏への繰り下げ

年間ランキング 1 位を確定させた酒井氏は、「Steel Darts Japan Champion」予選通過枠として世界選手権の出場権を手にしました。

これに伴い、酒井氏がアジアンツアーで獲得していた出場枠は、同ツアーのランキングにおいて出場権未獲得の最上位選手へ繰り下げられることになりました。その恩恵を受けたのが、香港の Man Lok Leung(マン・ロック・レオン)氏です。

レオン氏はかつて「World Cup of Darts(ワールドカップオブダーツ)」で香港代表としてベスト 8 に進出し、2023/24 年の世界選手権ではオランダの Gian van Veen(ヒアン・ファン・フェーン)氏を破って旋風を巻き起こしました。レオン氏は今年 12 月、自身 3 度目となる世界選手権の舞台に立つことになります。

TSUDA の見方

「4 大会すべてで優勝しなければならない」という条件のなかで 23 試合続けて勝ち、最後の決勝まで望みをつないだ畦元氏の戦いぶりは、結果こそ届かなかったものの、国内のスティールダーツの水準の高さを示すものだったと編集部は見ています。Event 10 ではマッチダーツを握られた局面を凌いでいます。

その勢いを最後の決勝で止めた林氏も見事でした。序盤に 3-0 とリードを奪った試合運びが勝負を分けたといえそうです。

日本代表枠は年間首位の酒井氏に決まり、アジアンツアー枠の繰り下げで香港のレオン氏も出場します。12 月のアレクサンドラ・パレスでアジア勢がどこまで勝ち進むかに注目です。

  • 畦元隆成氏が最終節で 23 連勝を挙げて 3 大会連続で優勝するも、Event 12 の決勝で敗れ、世界選手権出場を逃した
  • 年間首位の酒井素氏が「Steel Darts Japan Champion」枠で世界選手権の出場権を獲得
  • 酒井氏が持っていたアジアンツアー枠は繰り下げられ、香港の Man Lok Leung 氏が 3 度目の世界選手権出場を決めた

この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年9月24日)。

ダーツメディア TSUDA塾 編集部

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