PDC、2027年に欧州大会を拡大。48人制の選手権と賞金75万ポンドの新大会
PDC は 2027 年にヨーロッパサーキットを大幅拡大すると発表しました。賞金総額 100 万ポンドの 48 人制ヨーロピアンチャンピオンシップや、全ツアーカード保持者が出場する新設ヨーロピアンオープン、下部ツアーの賞金増額など主な変更点を解説します。
PDC(Professional Darts Corporation)は 2026 年 9 月 25 日、2027 年シーズンからヨーロッパで開催される主要トーナメントおよび下部サーキットの規模を大幅に拡大することを発表しました。
European Championship(ヨーロピアンチャンピオンシップ)は従来 32 名で開催されてきた秋の主要メジャー大会です。今回の発表では、PDC がプロへの育成経路(professional pathway)と位置づける Challenge Tour(チャレンジツアー)と Development Tour(ディベロップメントツアー)の変更もあわせて示されました。
この記事では、新設される European Open(ヨーロピアンオープン)の概要やメジャー大会のフォーマット拡充、育成ツアーの賞金増額など、2027 年に向けた大きな改革の要点を解説します。
ヨーロッパサーキットにおける 3 つの主要な変更点
PDC が発表した 2027 年の主な変更点は以下の 3 点です。
- ヨーロピアンチャンピオンシップの拡大:出場枠が 48 名へ増枠され、会期も 6 日間に拡大。賞金総額は 100 万ポンドに引き上げられます。
- 新大会「ヨーロピアンオープン」の新設:全 PDC ツアーカード保持者が出場する新たな大会として創設され、賞金総額は 75 万ポンドとなります。
- チャレンジツアーおよびディベロップメントツアーの再編:1 大会あたりの賞金が 3 万ポンドに増額され、ベスト 128 まで賞金が支払われます。
2027 年からの各大会・サーキットの主要な概要は次のとおりです。
| 大会 / サーキット | 出場人数・対象 | 日程・大会数 | 賞金総額 |
|---|---|---|---|
| ヨーロピアンチャンピオンシップ | 48 名 | 6 日間 | 100 万ポンド |
| ヨーロピアンオープン(新設) | 全 PDC ツアーカード保持者 | — | 75 万ポンド |
| チャレンジツアー / ディベロップメントツアー | 各大会ベスト 128 まで賞金配分 | 各 6 週末(1 週末 3 大会・計 18 大会) | 1 大会あたり 3 万ポンド |
育成サーキットの賞金を増額
トップカテゴリーだけでなく、プロへの登竜門となる下部サーキットにも大規模な投資が行われます。
チャレンジツアーおよびディベロップメントツアーは、いずれも 3 日間の週末日程を 6 回開催し、1 日に 1 大会ずつ、週末ごとに 3 大会を行う日程で開催されます。賞金は 1 大会あたり 3 万ポンドに増額され、各大会のベスト 128 まで賞金が支払われます。
PDC の Chief Executive(最高責任者)を務める Matt Porter(マット・ポーター)氏は、今回の決定について次のように述べています。
"The introduction of the European Open, alongside an expanded European Championship and increased prize money across the European Tour, reflects the strength of the sport and our commitment to creating more opportunities for players."
日本語に訳します。
「ヨーロピアンオープンの新設、ヨーロピアンチャンピオンシップの拡大、そしてヨーロピアンツアー全体の賞金増額は、ダーツという競技の力強さと、選手たちにより多くの機会を創出するという我々の強い姿勢を反映しています」
TSUDA の見方
欧州大陸でのダーツ熱の加速を受け、PDC がサーキット構造をさらに一段階引き上げてきた印象です。
日本のファンやアジアの選手にとって注目すべきは、全ツアーカード保持者が出場できる新設「ヨーロピアンオープン」(賞金 75 万ポンド)の存在です。ヨーロピアンツアーのシード権を持たないツアーカード保持者でも、出場機会と高額賞金を狙える舞台が確実に 1 つ増えることになります。
また、育成ツアーの賞金増額とベスト 128 までの賞金は、ツアーカードを持たずに欧州で腕を磨く選手の負担を和らげると編集部は見ています。1 週末に 3 大会をまとめて行う日程も、海外から遠征する選手には渡航費や宿泊費の面で助けになりそうです。
- ヨーロピアンチャンピオンシップが 48 名・賞金 100 万ポンド規模へ拡大
- 全ツアーカード保持者が参戦する賞金 75 万ポンドの新大会「ヨーロピアンオープン」が 2027 年に開幕
- チャレンジツアーとディベロップメントツアーは 1 大会 3 万ポンドへ増額され、ベスト 128 まで賞金を獲得可能に
この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年9月25日)。
