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PDC世界選手権、国際予選48枠のうち25枠が確定。クマーは6年連続、ファン・デル・フェルデも復帰

PDC が世界選手権の国際予選通過者を発表しました。全 48 枠のうち 25 枠が確定。インドの Nitin Kumar が 6 年連続の出場を決め、育成・下部ツアーでは繰り下げで出場枠が回りました。

目次
  1. 酒井素の枠は香港の Man Lok Leung へ
  2. 育成・下部ツアーで上位選手がプロツアー枠へ。繰り下げが発生
  3. クマーは 6 年連続、ムニュアはマッチダーツを凌いで本戦復帰
  4. 10 月中にさらに 8 名の出場枠が確定へ
  5. TSUDA の見方

PDC は 2026 年 10 月 6 日、2026/27 年の「Paddy Power World Darts Championship(世界選手権)」に向けた最新の国際予選通過選手を発表しました。

世界選手権は毎年 12 月から 1 月にかけて英ロンドンのアレクサンドラ・パレスで開催される、ダーツ界最大のメジャー大会です。世界各地のツアーや予選を通じて選出される全 48 枠の「国際予選枠(International Qualifiers)」のうち、直近 3 週間で新たに 12 名の出場選手が決定し、確定枠は 25 名に達しました。

今回の決定では、日本の「スティールツアージャパン(Steel Darts Japan)」王者に輝いた酒井素(Motomu Sakai)の出場枠の扱いに加え、デベロップメントツアーやチャレンジツアーからの繰り下げ通過者が明らかになっています。

酒井素の枠は香港の Man Lok Leung へ

日本のスティールダーツ界では、酒井素(Motomu Sakai)が畦元隆成(Ryusei Azemoto)による終盤の猛追を退け、スティールツアージャパンの年間チャンピオンに確定しました。

しかし酒井は、すでに「PDC アジアンツアー(PDC Asian Tour)」の年間ランキング 2 位としてアレクサンドラ・パレスへの切符を確保しています。このため酒井の予選枠は繰り下げとなり、ランキング 7 位の Man Lok Leung(マン・ロック・レオン)へ出場権が渡りました。

「World Cup of Darts(ワールドカップオブダーツ)」でベスト 8 の経験がある香港のレオンは、2023/24 年の世界選手権で Gian van Veen(ジャン・ファン・フェーン)を破った実績があり、今回が 3 度目の世界選手権出場となります。

育成・下部ツアーで上位選手がプロツアー枠へ。繰り下げが発生

若手育成カテゴリーの「デベロップメントツアー」と、ツアーカード非保持者による下部ツアー「チャレンジツアー」でも、上位選手のプロツアー枠獲得に伴う繰り下げが発生しました。

デベロップメントツアーでは、ランキング首位の Sebastian Bialecki(セバスチャン・ビアレツキ)がプロツアー予選通過枠で出場することが確実となったため、出場枠が 4 位の Jamai van den Herik(ヤマイ・ファン・デン・ヘリク)に繰り下げられました。ランキング 2 位で元「World Youth Championship(ワールドユースチャンピオンシップ)」準優勝の Jurjen van der Velde(ユルエン・ファン・デル・フェルデ)と、3 位の Cam Crabtree(カム・クラブツリー)も出場権を確定させています。なお、クラブツリーは Luke Littler(ルーク・リトラー)をラストレグで下し、11 月に行われるワールドユースチャンピオンシップ決勝への進出を決めています。

9 月 27 日に日程を終えたチャレンジツアーでも、ランキング首位の Joe Hunt(ジョー・ハント)がプレイヤーズチャンピオンシップでの好成績によってプロツアー予選通過枠に入る見込みとなりました。これにより、ランキング 2 位の Derek Coulson(デレク・コールソン)、3 位の Tommy Morris(トミー・モリス)が世界選手権初出場を決めたほか、4 位の Daniel Klose(ダニエル・クローゼ)も繰り下げで出場枠を獲得しました。

クマーは 6 年連続、ムニュアはマッチダーツを凌いで本戦復帰

各地域の予選でも実力者が切符を手にしています。

インド予選(IDC Indian Qualifier)では、Nitin Kumar(ニティン・クマー)が 3 大会中 2 大会を制し、6 年連続となる世界選手権出場を決めました。クマーは前回の世界選手権でインド人選手として大会史上初となる勝利を収めています。

アフリカ予選(African Darts Group Northern African Qualifier)では、David Munyua(デイビッド・ムニュア)が Evans Njuguna(エヴァンス・ニュグナ)との決勝で相手のマッチダーツを凌ぎ、ラストレグの接戦を制して出場権を獲得しました。ムニュアは前回大会で Mike De Decker(マイク・デ・デッカー)相手に 3-2 の逆転劇を演じ、ケニア人初出場と初勝利を飾った実績を持ちます。

北欧・バルト地域の「PDC Nordic & Baltic ProTour」からは、全 12 大会中 8 大会でベスト 8 以上に入り首位となった Daniel Larsson(ダニエル・ラーション)が 5 度目の出場権を獲得。2 大会を制してランキング 2 位となった Cor Dekker(コル・デッカー)も本戦復帰を果たしました。

さらに、英国・アイルランドのツアーカードホルダー&アソシエイトメンバー予選では、Carl Wilson(カール・ウィルソン)がアイルランドの Shane McGuirk(シェーン・マクガーク)を 7-4 で破り、世界選手権デビューを飾ります。

選手名獲得ルート主な実績・状況
Jurjen van der Velde(ユルエン・ファン・デル・フェルデ)デベロップメントツアー 2 位元ワールドユース準優勝
Cam Crabtree(カム・クラブツリー)デベロップメントツアー 3 位2026 ワールドユース決勝進出
Jamai van den Herik(ヤマイ・ファン・デン・ヘリク)デベロップメントツアー 4 位首位ビアレツキの枠移行に伴う繰り下げ
Derek Coulson(デレク・コールソン)チャレンジツアー 2 位世界選手権初出場
Tommy Morris(トミー・モリス)チャレンジツアー 3 位世界選手権初出場
Daniel Klose(ダニエル・クローゼ)チャレンジツアー 4 位首位ハントの枠移行に伴う繰り下げ
Nitin Kumar(ニティン・クマー)IDC インド予選6 年連続出場、前回大会でインド人初勝利
Man Lok Leung(マン・ロック・レオン)酒井素の枠の繰り下げランキング 7 位、3 度目の出場
Carl Wilson(カール・ウィルソン)UK & アイルランド予選世界選手権初出場
Daniel Larsson(ダニエル・ラーション)ノルディック&バルチック 1 位12 戦中 8 戦でベスト 8 以上、5 度目の出場
Cor Dekker(コル・デッカー)ノルディック&バルチック 2 位2 大会で優勝
David Munyua(デイビッド・ムニュア)北アフリカ予選前回大会でケニア人初勝利、マッチダーツを凌ぎ本戦復帰

10 月中にさらに 8 名の出場枠が確定へ

PDC によると、10 月中にさらに 8 名の予選通過者が決定する予定です。

  • PDC ウィメンズシリーズ:4 名(10 月中に確定)
  • CDC ランキング(米国・カナダ):各トップの計 2 名(10 月 18 日確定)
  • ANZ プレミアリーグ勝者:1 名(10 月 31 日確定)
  • ハンガリースーパーリーグ勝者:1 名(10 月 31 日確定)

TSUDA の見方

日本のダーツファンにとって最大の注目点は、酒井素のスティールツアージャパン年間優勝と、それに伴う出場枠の行方でした。酒井はアジアンツアー 2 位で出場権を確保したうえで、スティールツアージャパンも制しました。国内外で安定して結果を残した 1 年だったと編集部は見ています。

また、ビアレツキやハントのように、育成・下部ツアーの上位勢がすでにプレイヤーズチャンピオンシップなどのプロツアー経由で本戦出場を確実にしており、下部ツアーからの繰り下げが複数発生しています。プロツアーで結果を出す若手が増えている表れとも読めそうです。

  • 全 48 枠の国際予選枠のうち 25 枠が確定し、酒井素の枠は繰り下げでマン・ロック・レオンへ
  • デベロップメントツアーとチャレンジツアーは上位選手のプロツアー枠獲得に伴い、4 位まで繰り下げ
  • 10 月末までにウィメンズシリーズや北米 CDC などからさらに 8 名の出場者が決定予定

この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年10月6日)。作り方は編集方針に。