プライスとクレイトンが8強入り。ワールドグランプリで歴代王者対決へ
PDC のワールドグランプリ 2026 で、ガーウィン・プライスとジョニー・クレイトンが準々決勝進出を決めました。歴代王者であるウェールズの 2 人がベスト 4 を懸けて激突します。アスピナルやジョイスの勝利も併せて伝えます。
目次
イギリス・レスターのマッティオリ・アリーナで開催中の World Grand Prix(ワールドグランプリ)は現地時間 2026 年 9 月 30 日に 2 回戦が行われ、歴代優勝者の Gerwyn Price(ガーウィン・プライス)と Jonny Clayton(ジョニー・クレイトン)が準々決勝進出を決めました。PDC が伝えています。
ワールドグランプリは、各レグの開始と終了の両方でダブル(またはインブル)を決めなければならない「ダブルイン・ダブルアウト」方式を採用するメジャー大会です。
大会 3 日目となったこの日は 2 回戦の 4 試合が実施され、ウェールズを代表するトップ選手 2 人による注目の一戦が決まりました。
プライスはスミスにストレート勝ちで雪辱
2020 年大会の王者であるプライスは、Ross Smith(ロス・スミス)と対戦しました。前週のワールドシリーズ・オブ・ダーツ・ファイナルズ決勝ではスミスに敗れていましたが、今大会はセットカウント 3-0 のストレート勝ちを収めました。
初戦の Sebastian Bialecki(セバスティアン・ビアレツキ)戦に続き、プライスは今大会ここまで 1 セットも落としていません。第 1 セットを 13 ダーツでキープして先取すると、その後の 8 レグ中 6 レグを奪取する安定したスローを披露しました。
試合後、プライスは次のように語りました。
"It wasn't a brilliant game, but a win's a win and I'm still in the tournament,"
日本語に訳します。
「素晴らしい試合内容ではなかったが、勝ちには変わりないし、まだトーナメントに残っている」
準々決勝で対戦するクレイトンについて、プライスは次のようにコメントしています。
"I've got Jonny now. He's a great friend of mine, but I think I've got a good record against him!"
日本語に訳します。
「次はジョニーとの対戦だ。彼とは親友だが、対戦成績は自分のほうがいいはずだ」
クレイトンは 4 度の 100 点超チェックアウトでナイマンを下す
2021 年王者のクレイトンは、オランダの Wessel Nijman(ヴェッセル・ナイマン)と対戦し、3-1 で勝利して 3 年連続となる準々決勝へ駒を進めました。
クレイトンは 112、116 に加え、インブルで締めた 125 フィニッシュを含む 4 回の 100 点超チェックアウトを達成しました。3 バレル平均(アベレージ)は 93 を記録し、180 を 8 本打ち込むなど好調ぶりを示しました。
クレイトンは試合後、ウェールズのナンバーワン争いについて意気込みを口にしました。
"I'm not happy to be Welsh number two. I'm world number five, but I want to be world number four and Welsh number one. It's good competition!"
日本語に訳します。
「ウェールズのナンバー 2 で満足はしていない。現在世界 5 位だが、世界 4 位になってウェールズのナンバー 1 になりたい。いい競争だ」
クレイトンが今大会で 2 度目の優勝を果たした場合、プライスを抜いてウェールズのナンバー 1 になります。
アスピナルとジョイスもベスト 8 へ進出
他の 2 試合では、Nathan Aspinall(ネイサン・アスピナル)と Ryan Joyce(ライアン・ジョイス)がそれぞれストレート勝ちで準々決勝進出を決めました。
2022 年準優勝のアスピナルは、初戦で Luke Littler(ルーク・リトラー)を破っていた Luke Woodhouse(ルーク・ウッドハウス)に 3-0 で完勝しました。アスピナルはアベレージ 96 超を記録し、第 2 セットと第 3 セットでそれぞれ 104、106 のチェックアウトを決めています。
一方、月曜日の初戦で大会 6 度の優勝を誇る Michael van Gerwen(マイケル・ヴァン・ガーウェン)を撃破していたジョイスは、Danny Noppert(ダニー・ノッパート)を 3-0 で圧倒しました。ジョイスはアウターリング(ダブル)の決定率で 69% を記録し、安定したダブル決定力を見せつけました。準々決勝ではアスピナルとジョイスが対戦します。
9 月 30 日の試合結果と 10 月 1 日の予定
大会 3 日目の試合結果は以下のとおりです。
| 勝者 | スコア | 敗者 | 各セットのレグ |
|---|---|---|---|
| ライアン・ジョイス | 3 - 0 | ダニー・ノッパート | 3-1, 3-1, 3-1 |
| ジョニー・クレイトン | 3 - 1 | ヴェッセル・ナイマン | 3-0, 2-3, 3-1, 3-1 |
| ガーウィン・プライス | 3 - 0 | ロス・スミス | 3-2, 3-1, 3-1 |
| ネイサン・アスピナル | 3 - 0 | ルーク・ウッドハウス | 3-0, 3-1, 3-2 |
現地時間 10 月 1 日の夜には、残る 2 回戦 4 試合が行われます。カードは以下のとおりです。
- Niels Zonneveld(ニールス・ゾンネフェルト) vs Gary Anderson(ゲイリー・アンダーソン)
- James Wade(ジェームズ・ウェイド) vs Stephen Bunting(スティーブン・バンティング)
- Luke Humphries(ルーク・ハンフリーズ) vs Jermaine Wattimena(ジャーメイン・ワッティメナ)
- Gian van Veen(ジャン・ファン・フェーン) vs Ryan Searle(ライアン・サール)
TSUDA の見方
ダブルイン・ダブルアウトという過酷なフォーマットでは、初戦でリトラーやヴァン・ガーウェンが姿を消すなど波乱が起きましたが、2 回戦では歴代王者や経験のある選手の勝ち上がりが目立ったと編集部は見ています。
特にプライスとクレイトンによるウェールズ勢対決は、プライスが「親友」と呼ぶ相手との対戦であると同時に、ウェールズのナンバー 1 の座がかかります。プライスは、グランドスラム出場を狙うクレイトンの側に重圧があるとも話しており、駆け引きも見どころになりそうです。
また、ジョイスが記録したダブル成功率 69% は、ダブルイン・ダブルアウトにおいて高い数字です。スコアリング力だけでなく、インとアウトのダブルをいかにミスなく決め切れるかが、今大会を勝ち抜く最大の鍵となりそうです。
- プライスとクレイトンが 2 回戦を突破し、準々決勝でウェールズの歴代王者同士が対戦決定
- アスピナルとジョイスもストレート勝ちで 8 強入りし、ベスト 4 進出を懸けて激突
- 10 月 1 日夜に残る 2 回戦 4 試合が実施され、ベスト 8 が出揃う予定
この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年9月30日)。作り方は編集方針に。