ハンフリーズが無失セットで8強へ、ウェイドも快勝——ワールドグランプリ
PDC のワールドグランプリ 4 日目が行われ、ルーク・ハンフリーズが 74% のイン成功率でジャーメイン・ワッティメナを破り無失セットで 8 強入り。ジェームズ・ウェイドやジャン・ファン・フェーン、ニールス・ゾンネフェルトも準々決勝進出を決めました。
PDC は 2026 年 10 月 1 日、英レスターのマッティオリ・アリーナで開催中の BOYLE Sports World Grand Prix(ワールドグランプリ)2 回戦の残り 4 試合が行われ、Luke Humphries(ルーク・ハンフリーズ)や James Wade(ジェームズ・ウェイド)らが準々決勝へ進出したと発表しました。
ワールドグランプリは、各レグをダブルに入れて始める「ダブルスタート」方式で行われる大会です。この独特のルールの中で、元王者たちが勝ち上がりました。
ハンフリーズが 74% のイン成功率で無失セットを継続
2023 年大会王者のハンフリーズは Jermaine Wattimena(ジャーメイン・ワッティメナ)と対戦し、3-0 のストレート勝ちを収めました。
ハンフリーズはこの試合で 74% という高いダブルイン成功率を記録し、チェックアウト時のダブルミスもわずか 5 本に抑えました。オープニングセットでワッティメナに 2 本のセットダーツを握られた場面をしのぐと、その後は危なげなく試合を掌握。1 回戦の Dave Chisnall(デイブ・チズナル)戦に続く完封勝利となり、今大会はまだ 1 セットも落とさずに 4 大会連続のベスト 8 進出を決めました。
ハンフリーズは試合後、自身のプレーについて次のように振り返っています。
"I was a lot better tonight than I was on Tuesday. I think I got in every time - when you're doing that it's going to take a good performance to beat you."
日本語に訳します。
「火曜日よりも今夜はずっと良いプレーができました。毎回インできていたと思います。これだけインが決まっていれば、相手が勝つには相当な好パフォーマンスが必要になるはずです」
"I feel like there's still other levels in me, and hopefully I come back tomorrow with some more of that starting, but even better scoring."
日本語に訳します。
「自分にはまだ上のレベルがあると感じています。明日も同じようなスタートを維持しつつ、さらにスコアリングを引き上げたいです」
ウェイドは通算 8 度目の 8 強、ゾンネフェルトは大物食いで初の快挙
過去 2 度の大会優勝を誇るウェイドは、Stephen Bunting(スティーブン・バンティング)に 3-1 で勝利しました。22 大会連続出場中のウェイドは、勝利した 3 つのセットすべてでアベレージ 98 を超える安定したプレーを見せ、通算 8 度目となる準々決勝進出を決めました。
"I just felt it was down to timing and hitting the right shots at the right time. I'm just really grateful to win. It's so, so tough to win in double-start. It's really hard work!"
日本語に訳します。
「適切なタイミングで大事なショットを決められるかどうかに尽きました。勝てて心から嬉しいです。ダブルスタートで勝つのは本当にタフで、大変な戦いになります」
Gian van Veen(ジャン・ファン・フェーン)は、Ryan Searle(ライアン・サール)にセットカウント 1-2 とリードを許した展開から 4 レグを連取して 3-2 の逆転勝利を収めました。第 1 セットでは 152 フィニッシュを記録するなど要所を締め、2026 年のプレミア大会で 6 度目となるベスト 8 進出を果たしています。
また、大会初出場となった 28 歳の Niels Zonneveld(ニールス・ゾンネフェルト)は、元準優勝者の Gary Anderson(ゲイリー・アンダーソン)を 3-1 で下しました。第 2 セットでアベレージ 102 超えを記録するなど力強いダーツを展開し、自身のキャリアで初となるテレビランキングイベントでの準々決勝進出を成し遂げました。
2 回戦の試合結果と準々決勝の対戦カード
10 月 1 日に行われた 2 回戦 4 試合の結果は以下のとおりです。
| 勝者 | スコア | 敗者 | 各セットのスコア(レグ) |
|---|---|---|---|
| ニールス・ゾンネフェルト | 3 - 1 | ゲイリー・アンダーソン | 3-2, 3-0, 1-3, 3-0 |
| ジェームズ・ウェイド | 3 - 1 | スティーブン・バンティング | 3-1, 3-2, 0-3, 3-0 |
| ルーク・ハンフリーズ | 3 - 0 | ジャーメイン・ワッティメナ | 3-2, 3-1, 3-2 |
| ジャン・ファン・フェーン | 3 - 2 | ライアン・サール | 3-1, 2-3, 1-3, 3-2, 3-0 |
現地時間 10 月 2 日に行われる準々決勝(ベストオブ 5 セット)の対戦カードは以下の 4 試合です。
- Nathan Aspinall(ネイサン・アスピナル) vs Ryan Joyce(ライアン・ジョイス)
- Gerwyn Price(ガーウィン・プライス) vs Jonny Clayton(ジョニー・クレイトン)
- ジャン・ファン・フェーン vs ジェームズ・ウェイド
- ルーク・ハンフリーズ vs ニールス・ゾンネフェルト
TSUDA の見方
ダブルスタート形式において、ハンフリーズが記録したダブルイン成功率 74% は際立っています。ダブルスタートでは、インが遅れるだけで先攻の有利が消えかねません。本人が「毎回インできていた」と語るとおり、レグの入り口で崩れなかったことが、1 回戦に続く無失セットにつながったと編集部は見ています。
また、22 大会連続出場のウェイドの安定感と、初出場のゾンネフェルトがアンダーソンを破った試合など、ベテランと新顔がそろって勝ち上がった 2 回戦でした。2 日の準々決勝ではハンフリーズとゾンネフェルトが対戦しますが、初出場のゾンネフェルトがハンフリーズのイン決定力にどこまで食い下がれるかが見どころになりそうです。
ダブルスタートは日本の一般トーナメントでは馴染みが薄い形式ですが、普段の練習で「ダブルから始める 501」を試してみると、この大会の難しさを体感できるはずです。
- ハンフリーズがダブルイン成功率 74% を記録し、無失セットで 4 大会連続の 8 強入りを決めた
- 2 度優勝のウェイド、逆転勝ちのファン・フェーン、初出場のゾンネフェルトが準々決勝へ進出
- 10 月 2 日の準々決勝ではハンフリーズ対ゾンネフェルト、ウェイド対ファン・フェーンなどが対戦する
この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年10月1日)。作り方は編集方針に。