用語集 — TSUDA
用語集 — 飛びの物理

刺さり角dart attitude / entry angle

ダーツの角度 / sit up

board に刺さったときのダーツの姿勢角。速度ベクトルの向きとは一致しない。

弾道計算では、T20 到達時の速度ベクトルは水平から 14.6 度下を向いている。にもかかわらず board に刺さったダーツが上を向いている(sit up している)ことがあるのは、姿勢角と速度ベクトルが別物だからである。フライトは姿勢を速度方向へ揃えようとするが、338 ミリ秒では揃えきれない。

ルイス本人がこれを自覚している。長いポイントについて「If they sit up a bit like myself, it's no good(自分みたいに少し上を向くタイプだとダメだ)」と述べ、フラットに刺さるプレイヤー向けの仕様だと説明している。

幾何学的な代償は計算できる。全長 45 mm のバレルが 10 度上を向いて刺されば、垂直方向に 45 × sin10° = 7.8 mm を占有する。トリプルリングは 8 mm しかないので、1 本目がトリプルリングのほぼ全高を塞ぐことになる。2 本目・3 本目のグルーピングが物理的に困難になる。

刺さったダーツが占める垂直高さ

h = L · sin φ

L = バレル長 45 mm、φ = 刺さり角 10° → h = 7.8 mm ≈ トリプルリングの全高