リーハオ・ウェンが中国選手権で初優勝、ゾンを3-0で破り初の世界選手権へ
中国・南京で開催された PDC チャイナチャンピオンシップで、41 歳のリーハオ・ウェンが初優勝を飾り、2026/27 世界選手権の出場枠を獲得しました。決勝で大会 2 度制覇のシャオチェン・ゾンを 3-0 で破り、初の大舞台へ挑みます。
目次
中国・南京で現地時間 2026 年 11 月 2 日に行われた PDC China Championship(PDC チャイナチャンピオンシップ)で、Lihao Wen(リーハオ・ウェン)が Xiaochen Zong(シャオチェン・ゾン)を決勝で破って初優勝を果たしたと、PDC が発表しました。
この大会は中国王者を決めるトーナメントで、優勝者にはロンドンのアレクサンドラ・パレスで開催される「2026/27 Paddy Power World Darts Championship(世界選手権)」への出場権が与えられます。41 歳のウェンは今大会で 7 連勝を飾り、自身初となる世界選手権の出場権を手にしました。
決勝で昨季王者を 3-0 で圧倒、最後の 11 レグ中 9 レグを奪取
決勝では、過去 2 度の大会制覇を誇るディフェンディングチャンピオンのゾンと激突しました。ウェンは序盤から安定したダーツを展開し、最後の 11 レグ中 9 レグを奪う圧巻の試合運びで 3-0 のストレート勝ちを収めました。
PDC チャイナチャンピオンシップの歴代優勝者としては、ゾンに続いてウェンが史上 2 人目となります。
ウェンはグループステージから好調を維持していました。3 試合を戦ったグループステージで落としたのはわずか 2 レグにとどまり、ベスト 16 へ進出。決勝トーナメント 1 回戦では Wenqing Liu(ウェンチン・リウ)を相手に 6 レグ連続で奪って退けました。続く準々決勝では Pengyu Sun(ポンユー・スン)を 2-0、準決勝では Yuanjun Liu(ユアンジュン・リウ)を 2-1 で破り、決勝へと駒を進めていました。
7 度目の世界選手権を逃したゾン、直前のツアーでは年間 9 勝を達成
敗れたゾンは、アレクサンドラ・パレス通算 7 度目となる世界選手権出場を逃す結果となりました。ゾンはこの日、グループステージを全勝で突破すると、Xicheng Han(シーチェン・ハン)、Zhijun Cui(ジージュン・ツイ)、Tianxiao Cao(ティエンシャオ・ツァオ)をいずれも 2-0 で破り、1 セットも落とさずに決勝へ進出していました。しかし、迎えた大一番では本来の力を発揮できませんでした。
ウェンとゾンは、かつて PDC ワールドカップで中国代表としてペアを組んだ間柄です。今季の中国ツアーで通算 2 勝を挙げ年間 2 位につけていたウェンが、かつてのチームメイトを下して初となる PDC プレミアイベントへの切符を勝ち取りました。
週末のチャイナプロツアー最終 4 戦の結果
南京ではチャイナチャンピオンシップに先立ち、10 月 31 日から 11 月 1 日にかけて PDC China ProTour(チャイナプロツアー)の今季最終 4 戦(Event 17〜20)が開催されました。
土曜日の Event 17 ではウェンが躍進し、準決勝で Binjie He(ビンジエ・ハー)、決勝でゾンをともに最終レグ(5-4)で下して今季 2 勝目をマークしました。同日の Event 18 では Yuyi Shao(ユーイー・シャオ)が Desheng Li(ダーシェン・リー)戦で 3 ダーツ平均 100 超えの完封勝利を収めるなど勢いに乗り、決勝でウェンを 5-2 で破って今季初タイトルを獲得しました。
日曜日の Event 19 では、途中でウェンを破った Jianjun Jia(ジアンジュン・ジア)が決勝で Chao Geng(チャオ・ゲン)を 5-3 で退けて優勝。最終戦となった Event 20 では、ゾンが 5 試合でわずか 6 レグしか失わない強さを見せ、決勝でツァオを 5-1 で一蹴して今季 9 つ目のタイトルを手にし、ツアーを締めくくりました。
| 大会 | ステージ | 対戦カード | スコア |
|---|---|---|---|
| チャイナチャンピオンシップ | 準々決勝 | シャオチェン・ゾン vs ジージュン・ツイ | 2-0 |
| チャイナチャンピオンシップ | 準々決勝 | ティエンシャオ・ツァオ vs トン・シュー | 2-0 |
| チャイナチャンピオンシップ | 準々決勝 | リーハオ・ウェン vs ポンユー・スン | 2-0 |
| チャイナチャンピオンシップ | 準々決勝 | ユアンジュン・リウ vs ビン・ジェン | 2-1 |
| チャイナチャンピオンシップ | 準決勝 | シャオチェン・ゾン vs ティエンシャオ・ツァオ | 2-0 |
| チャイナチャンピオンシップ | 準決勝 | リーハオ・ウェン vs ユアンジュン・リウ | 2-1 |
| チャイナチャンピオンシップ | 決勝 | リーハオ・ウェン vs シャオチェン・ゾン | 3-0 |
| チャイナプロツアー Event 17 | 決勝 | リーハオ・ウェン vs シャオチェン・ゾン | 5-4 |
| チャイナプロツアー Event 18 | 決勝 | ユーイー・シャオ vs リーハオ・ウェン | 5-2 |
| チャイナプロツアー Event 19 | 決勝 | ジアンジュン・ジア vs チャオ・ゲン | 5-3 |
| チャイナプロツアー Event 20 | 決勝 | シャオチェン・ゾン vs ティエンシャオ・ツァオ | 5-1 |
TSUDA の見方
中国の PDC シーンにおいて、近年の絶対的な主役はゾンでした。今季のチャイナプロツアーでも 9 勝を挙げる圧倒的な成績を残しており、今大会も準決勝まで 1 セットも落とさずに勝ち上がっていたため、7 度目の世界選手権出場は有力視されていたはずです。
その絶対王者を相手に、大一番の決勝で 3-0 のストレート勝ちを収めたウェンの集中力は見事でした。直前のプロツアー Event 17 決勝でもゾンを 5-4 で破っており、ここぞという場面での勝負強さが際立っています。
41 歳にして初の世界選手権出場を果たすウェンが、アレクサンドラ・パレスの大舞台でどのような戦いを見せてくれるか注目されます。
要点は以下の 3 点です。
- 41 歳のウェンが決勝でゾンを 3-0 で破り、チャイナチャンピオンシップ初制覇と初の世界選手権出場権を獲得
- 通算 7 回目の世界選手権出場を狙ったゾンは、直前のツアーで年間 9 勝を挙げるも決勝で涙をのむ
- 大会史上 2 人目の優勝者となったウェンが、自身初となる PDC プレミアイベントへの切符を手にした
この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年11月2日)。作り方は編集方針に。