ドービー、新バレル投入でPC32制し今季3勝目。大会平均103.15
2026 年 10 月 29 日、PDC のプレーヤーズチャンピオンシップ 32 がオランダで行われ、クリス・ドービーが決勝でトミー・モリスを 8-4 で破り今季 3 勝目を挙げました。新バレルを投入したドービーは大会平均 103.15 を記録しました。
PDC は 2026 年 10 月 29 日、オランダのデン・ボスで「Players Championship 32(プレーヤーズチャンピオンシップ 32)」を開催し、Chris Dobey(クリス・ドービー)が優勝したと発表しました。
プレーヤーズチャンピオンシップは PDC のプロツアーのランキング大会です。今大会はデン・ボスのマースポルトで行われ、優勝者には賞金 15,000 ポンドが授与されました。
元マスターズ王者で 36 歳のドービーは、決勝でチャレンジツアーから参戦した Tommy Morris(トミー・モリス)を 8-4 で下し、Wessel Nijman(ウェッセル・ナイマン)や Luke Humphries(ルーク・ハンフリーズ)と並ぶ今季 3 度目のプレーヤーズチャンピオンシップ制覇を飾りました。
大会平均 103.15、ドービーを支えた新バレル
ドービーはこの日、7 試合を通じて大会平均 103.15 という高水準の数字を残しました。初戦の Marvin Kraft(マーヴィン・クラフト)戦こそ競り合ったものの、2 回戦の Owen Bates(オーウェン・ベイツ)戦で平均 108.65 を記録すると、準々決勝の Krzysztof Ratajski(クシシュトフ・ラタイスキ)戦で 111.12、準決勝の William O'Connor(ウィリアム・オコナー)戦で 109.68 をマーク。この日の上位 3 つのアベレージを独占する圧倒的な内容で勝ち上がりました。
決勝では序盤から 41 本のダーツで 3 レグを連取し、3-0 とリードを奪います。モリスの反撃を受けて 5-3 まで迫られたものの、連続で 14 ダーターを決めて 7-3 と突き放し、最後は第 12 レグを 12 ダーターで締めて優勝を決めました。決勝のアベレージも 103 を記録しています。
ドービーは今大会に向けてバレルを変更したことを明かしました。
"I was saying yesterday that I just need a bit of consistency back. I've changed darts. I've gone to a brand new barrel this week. I took them out of the wrapper at home the day before I travelled, and I've felt great and produced some good stuff."
日本語に訳します。
「昨日、もう少し安定感を取り戻す必要があると話していました。ダーツを変えたんです。今週から完全に新しいバレルにしました。遠征の前日に自宅で包装から出したばかりでしたが、素晴らしい感触で良いダーツが打てました」
ドービーは、最近のテレビ中継大会では苦しんでいたものの、この日はダブルが素晴らしかったと振り返りました。世界選手権で守るべきものがあることも理解しているとして、年末に向けてランキングを再び上げたいと話しています。
チャレンジツアーのモリスが大躍進、初の決勝進出
準優勝のモリスも大きな注目を集めました。チャレンジツアーを主戦場とする 34 歳のモリスは、ツアーカード不保持の選手として史上 6 人目となるプロツアー制覇を目指して勝ち進みました。
モリスは Michael van Gerwen(マイケル・ヴァン・ガーウェン)や、前日の PC31 で優勝した Charlie Manby(チャーリー・マンビー)を破って準々決勝に進出すると、元世界王者の Michael Smith(マイケル・スミス)を 6-2 で撃破。準決勝では Scott Williams(スコット・ウィリアムズ)に対して平均 107 近いスコアを叩き出し、7-3 で退けました。この快進撃により、モリスは来月開催される「Players Championship Finals(プレーヤーズチャンピオンシップファイナルズ)」への出場権をほぼ確実にしています。
1 日で 3 度の 9 ダーター達成と主な結果
デン・ボスでの大会では、1 日に 3 回の 9 ダーター(パーフェクトレグ)が達成されました。
- Tom Sykes(トム・サイクス):1 回戦の Cor Dekker(コー・デッカー)戦で達成。デッカーは 2 日連続で相手に 9 ダーターを打たれる結果となりました。
- Bradley Brooks(ブラッドリー・ブルックス):1 回戦の Adam Gawlas(アダム・ガブラス)戦で達成。
- Wesley Plaisier(ウェスリー・プレジエ):2 回戦の Damon Heta(デイモン・ヘタ)戦で達成。
プレジエはこの勝利を含めてベスト 16 に進出し、「World Darts Championship(世界選手権)」の暫定出場枠圏内に浮上しました。準々決勝以降の試合結果は以下の通りです。
| 回戦 | 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|---|
| 準々決勝 | スコット・ウィリアムズ | 6-0 | Ricardo Pietreczko(リカルド・ピエトレチコ) |
| 準々決勝 | トミー・モリス | 6-2 | マイケル・スミス |
| 準々決勝 | ウィリアム・オコナー | 6-5 | Karel Sedlacek(カレル・セドラチェク) |
| 準々決勝 | クリス・ドービー | 6-1 | クシシュトフ・ラタイスキ |
| 準決勝 | トミー・モリス | 7-3 | スコット・ウィリアムズ |
| 準決勝 | クリス・ドービー | 7-4 | ウィリアム・オコナー |
| 決勝 | クリス・ドービー | 8-4 | トミー・モリス |
TSUDA の見方
ドービーが遠征前日に開封したばかりの新バレルで即座に結果を出し、大会平均 103 超を揃えた適応力には驚かされます。特に準々決勝での 111.12、準決勝での 109.68 と、終盤の重要な局面でギアを上げられた点は、本人が語るダブルの好調が支えになったと編集部は見ています。世界選手権で「守るものがある」と話す中、秋の勝負どころでタイトルを加えられたことは、ランキング維持に向けて追い風になりそうです。
一方、ツアーカードを持たないモリスの準優勝は、現在の PDC における選手層の厚さを改めて示しました。ヴァン・ガーウェンやスミスを連破し、準決勝で平均 107 近いダーツを打てる選手がチャレンジツアーに控えている現実は、プロツアーの過酷さを物語っています。
今季のプレーヤーズチャンピオンシップは、来週レスターで行われる PC33・PC34 の 2 連戦で幕を閉じます。世界選手権やプレーヤーズチャンピオンシップファイナルズの出場権を懸けたボーダーライン上の争いは、最終局面を迎えます。
- ドービーが新バレルを投入し、大会平均 103.15 の高水準で今季 3 度目の PC 制覇
- チャレンジツアーのモリスが元世界王者を連破して準優勝、PC ファイナルズ出場をほぼ確定
- 1 日に 3 度の 9 ダーターが記録され、年間出場権争いは来週レスターの最終節へ
この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年10月29日)。作り方は編集方針に。