ニュース — TSUDA
ニュース

トミー・モリスがPC34優勝、ツアーカード未保持で史上6人目のPDC制覇

PDC は 2026 年 11 月 5 日、プレイヤーズチャンピオンシップ第 34 戦でツアーカードを持たないトミー・モリスが優勝したと発表しました。決勝でルーク・ハンフリーズを 8-5 で破り、史上 6 人目の快挙を達成。世界選手権などの出場枠も獲得しました。

目次
  1. 決勝でハンフリーズを破り 161 チェックアウトで決着
  2. 主要メジャー 3 大会の出場権を一挙に獲得
  3. マインヘッド出場枠が決着、ドービーが 9 ダーター達成
  4. TSUDA の見方

PDC は 2026 年 11 月 5 日、イングランドのレスターにあるマッティオリ・アリーナで Players Championship 34(プレイヤーズチャンピオンシップ第 34 戦)を開催し、ツアーカードを持たない Tommy Morris(トミー・モリス)が初優勝を飾ったと発表しました。

プレイヤーズチャンピオンシップは PDC のプロツアーを構成する主要なフロアイベントで、今大会が 2026 年シーズンの最終第 34 戦でした。ツアーカードを保持していない選手が PDC のランキングタイトルを獲得するのは、PDC の歴史上でわずか 6 人目となる快挙です。

モリスは下部ツアーであるチャレンジツアーの年間ランキング 3 位に入り、上位の補充枠としてプロツアーへ出場していました。決勝では世界ランキング 3 位の Luke Humphries(ルーク・ハンフリーズ)を 8-5 で破り、初タイトルをつかみ取りました。

決勝でハンフリーズを破り 161 チェックアウトで決着

モリスは決勝でハンフリーズに 0-2 と先行を許したものの、その後の 6 レグ中 5 レグを奪って 5-3 と逆転しました。ダブルに苦しむ相手の隙を見逃さず、最後は 161 チェックアウトを沈めて 8-5 で勝利を収めました。

34 歳のモリスは、1 回戦で元世界王者の Rob Cross(ロブ・クロス)を 6-3 で退けると、2 回戦では Ricky Evans(リッキー・エヴァンズ)を相手に 6-0 の完封勝利を収めました。その後も Rob Owen(ロブ・オーウェン)、トップシードの Wessel Nijman(ウェッセル・ナイマン)、Jermaine Wattimena(ジャーメイン・ワッティメナ)をいずれも 6-3 で下し、ナイマン戦ではアベレージ 102 を超える数字を記録しました。準決勝ではスペインの Cristo Reyes(クリスト・レイエス)を 7-4 で破って決勝へ進出しました。

モリスは前週にオランダのデン・ボスで行われた第 32 戦でも決勝に進出し、Chris Dobey(クリス・ドービー)に敗れて準優勝に終わっていました。2 週連続で決勝へ進む安定した強さを見せ、タイトル奪取につなげました。

試合後、感情を高ぶらせたモリスは次のように語りました。

"I've come from nothing. I haven't even got a Tour Card,"

日本語に訳します。

「自分は何もないところから来ました。ツアーカードさえ持っていません」

さらに自身の掲げていた目標について続けました。

"This is my dream. I had a target at the start of the year to reach the World Championship."

日本語に訳します。

「これが私の夢です。年の初めに世界選手権へ出場するという目標を立てていました」

"My next target is to get a Tour Card and be with these boys full-time."

日本語に訳します。

「次の目標はツアーカードを獲得し、彼らとフルタイムで戦うことです」

主要メジャー 3 大会の出場権を一挙に獲得

モリスはこの優勝とプロツアーでの躍進により、Grand Slam of Darts(グランドスラム・オブ・ダーツ)、Players Championship Finals(プレイヤーズチャンピオンシップファイナルズ)、そして Paddy Power World Darts Championship(世界選手権)の 3 大会へのデビューを確定させました。

惜しくも 2026 年 9 つ目のランキングタイトルを逃したハンフリーズは、準決勝で同じくツアーカード未保持からベスト 4 へ進出した Jack Aldridge(ジャック・オルドリッジ)を 7-5 で退けたほか、準々決勝では Michael van Gerwen(マイケル・ヴァン・ガーウェン)を 6-3 で破っていました。

大会終盤の試合結果は以下のとおりです。

ラウンド勝者スコア敗者
準々決勝モリス6-3ワッティメナ
準々決勝レイエス6-5Kim Huybrechts(キム・ハイブレヒト)
準々決勝ハンフリーズ6-3ヴァン・ガーウェン
準々決勝オルドリッジ6-4Danny Noppert(ダニー・ノッパート)
準決勝モリス7-4レイエス
準決勝ハンフリーズ7-5オルドリッジ
決勝モリス8-5ハンフリーズ

マインヘッド出場枠が決着、ドービーが 9 ダーター達成

今大会は 11 月 27 日から 29 日に Butlin's Minehead Resort(バトリンズ・マインヘッド・リゾート)で開催されるプレイヤーズチャンピオンシップファイナルズ(賞金総額 75 万ポンド)の出場枠争いの最終日でもありました。

Gary Anderson(ゲイリー・アンダーソン)が 1 回戦勝利で出場を決めたほか、初戦で敗れた Michael Smith(マイケル・スミス)や Mike De Decker(マイク・デ・デッカー、63 位)も出場権を確保しました。7 月の第 25 戦をツアーカード未保持で制した Henry Coates(ヘンリー・コーツ)は 64 位の滑り込みで切符をつかみ、12 月の世界選手権出場枠でもプロツアー枠の 40 位を維持しています。

一方で、世界ランキング 8 位の Josh Rock(ジョシュ・ロック)、Ricardo Pietreczko(リカルド・ピエトレツコ)、Ryan Joyce(ライアン・ジョイス)らはマインヘッド行きを逃しました。ジョイスが出場を逃すのは 2017 年以来です。

年間成績では、32 試合で初戦敗退がわずか 3 回にとどまったナイマンが、プロツアーおよびプレイヤーズチャンピオンシップランキングの両方で年間首位を獲得しました。また、ドービーが 3 回戦の Tom Bissell(トム・ビセル)戦で 9 ダーター(ナインダート)を達成し、アベレージ約 113 を叩き出す圧巻のスローを見せました。

TSUDA の見方

ツアーカードを持たない補充選手が、1 年の間に 2 人もプレイヤーズチャンピオンシップを制したという事実は、PDC の選手層の厚さを象徴しています。7 月に優勝したコーテスに続き、今回のモリスが史上 6 人目のノンツアーカードホルダー王者となりました。

モリスは第 32 戦の準優勝からわずか 1 週間でタイトルを勝ち取りました。クロス、ナイマン、ハンフリーズと実績ある選手を続けて破り、ナイマン戦ではアベレージ 102 超えを記録しました。一度の好調にとどまらない力があると編集部は見ています。チャレンジツアーの上位選手がトップツアーのトーナメントを勝ち抜ける実力水準にあることは、ツアーカード獲得を目指して下部ツアーを転戦する世界中のプレーヤーにとって大きな励みになると編集部は見ています。

モリスはこれでグランドスラム、プレイヤーズチャンピオンシップファイナルズ、そして世界選手権という大舞台へ一気に駒を進めます。12 月の世界選手権を含む初めての大舞台で、どこまで勝ち進むかに注目です。

  • モリスがツアーカード未保持として史上 6 人目となる PDC ランキングタイトルを獲得
  • 決勝でハンフリーズを 8-5 で破り、世界選手権やグランドスラムの初出場権を確定
  • ナイマンがプロツアー年間首位、ドービーが 9 ダーターを達成

この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年11月5日)。作り方は編集方針に。