21歳マンビーがPDC初優勝、PC31制覇でグランドスラム出場枠を獲得
2026 年 10 月 28 日に行われたプレイヤーズチャンピオンシップ 31 で、21 歳のチャーリー・マンビーが PDC 初タイトルを獲得しました。決勝でマイク・カイフェンホーフェンを 8-2 で破り、11 月のグランドスラム出場権を手にしています。
PDC は 2026 年 10 月 28 日、オランダのス・ヘルトーヘンボスで開催されたプレイヤーズチャンピオンシップ 31(Players Championship 31)で、21 歳の Charlie Manby(チャーリー・マンビー)が PDC 初優勝を飾ったと発表しました。
プレイヤーズチャンピオンシップは、ツアーカード保持者らが出場する PDC プロツアーのフロアイベントです。今大会を制したマンビーには賞金 1 万 5,000 ポンドとともに、11 月に開催されるメジャートーナメント「Grand Slam of Darts(グランドスラム)」の出場権が与えられます。
マンビーはこれまで PDC ランキングイベントで準々決勝を超えた経験がありませんでしたが、準決勝で Beau Greaves(ボー・グリーブス)との接戦を制し、決勝ではオランダの Maik Kuivenhoven(マイク・カイフェンホーフェン)を 8-2 で下して初のタイトルを獲得しました。
アベレージ 112 超えの快進撃、決勝は 8-2 で圧倒
イングランド・ハダースフィールド出身のマンビーは、1 回戦でチェコの Karel Sedlacek(カレル・セドラチェク)を相手にアベレージ 104 を記録し、6-1 で快勝して好発進を切りました。続く 2 回戦では Dennie Olde Kalter(デニー・オルデ・カルター)に対し 2 レグ連続で 13 ダーツを決めて逆転勝利を収めると、3 回戦でも Adam Leek(アダム・リーク)を 6-4 で破りました。
圧巻だったのは 4 回戦(ベスト 16)の Dominik Gruellich(ドミニク・グリュリッヒ)戦です。マンビーは アベレージ 112.16 を叩き出し、最後の 4 レグをすべて 12 ダーツで奪って 6-3 で勝利しました。
準々決勝では Alan Soutar(アラン・ソウター)に 0-3 と先行されながらも 6 レグを連取して 6-3 で逆転勝ち。準決勝では猛追を見せたグリーブスを 7-5 で振り切り、初の決勝進出を果たしました。
決勝では、同じく初優勝を狙う 38 歳のカイフェンホーフェンの立ち上がりの隙を突き、一気に 5 レグを連取してリードを広げました。中盤に 2 レグを返されたものの、マンビーは 14 ダーツ、11 ダーツ、13 ダーツと 3 レグ連続で取りきり、8-2 で決着をつけました。決勝でのアベレージは 99.72 を記録しています。
マンビー「言葉が見つからない。本当に信じられない」
21 歳で初のランキングタイトルとグランドスラムの出場枠を手にしたマンビーは、試合後に次のように心境を語りました。
"It's absolutely amazing. I'm literally lost for words here,"
"There are so many good players here, so it's just crazy that I've actually done it."
日本語に訳します。
本当に素晴らしいです。文字通り、言葉が見つかりません。ここには多くの優れた選手がいるので、自分が本当に優勝できたなんて信じられないくらいです。
さらに、大接戦となった準決勝のグリーブス戦や、目標としていたグランドスラム出場権についても振り返っています。
"When I was leading against Beau in the semis, that's when I had a bit of nerves, especially when she started coming back!
"I was gutted to lose out in the World Youth Championship semi-finals for the Grand Slam, but I've managed to actually qualify through this which is ten times better, so it's great."
日本語に訳します。
準決勝でボーを相手にリードしていたとき、彼女が追い上げてきて少し緊張しました。ワールドユースチャンピオンシップの準決勝で負けてグランドスラムを逃したときは本当に悔しかったですが、この優勝によって出場権を獲得できたのはその 10 倍素晴らしいことです。最高です。
大会後半の結果とハイライト
今大会の準々決勝以降の試合結果は以下のとおりです。
| ラウンド | 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|---|
| 準々決勝 | ディルク・ファン・デュイフェンボーデ | 6-5 | ジェフリー・デ・グラーフ |
| 準々決勝 | マイク・カイフェンホーフェン | 6-2 | マイク・デ・デッカー |
| 準々決勝 | ボー・グリーブス | 6-5 | ケビン・ドーツ |
| 準々決勝 | チャーリー・マンビー | 6-3 | アラン・ソウター |
| 準決勝 | マイク・カイフェンホーフェン | 7-6 | ディルク・ファン・デュイフェンボーデ |
| 準決勝 | チャーリー・マンビー | 7-5 | ボー・グリーブス |
| 決勝 | チャーリー・マンビー | 8-2 | マイク・カイフェンホーフェン |
惜しくも準優勝となったカイフェンホーフェンは、2026 年に入って 2 度目のプレイヤーズチャンピオンシップ決勝進出でした。1 回戦でポーランドの Filip Bereza(フィリップ・ベレザ)を退けると、続く Darius Labanauskas(ダリウス・ラバナウスカス)戦でアベレージ約 104 を記録。Mike De Decker(マイク・デ・デッカー)や Dirk van Duijvenbode(ディルク・ファン・デュイフェンボーデ)ら実力者を破る健闘を見せました。
また、準決勝に進出したグリーブスは、オランダの Niels Zonneveld(ニールス・ゾンネフェルト)と Kevin Doets(ケビン・ドーツ)に対して 100 を超えるアベレージを記録。ドーツ戦では 2-5 の劣勢から逆転勝利を収め、プレイヤーズチャンピオンシップの年間ランキングで 7 位に浮上しました。
そのほか、Cristo Reyes(クリスト・レイエス)が 1 回戦の Cor Dekker(コル・デッカー)戦でナインダーツを達成しました。レイエスにとって、直近のプレイヤーズチャンピオンシップ 3 大会のなかで 2 度目のパーフェクトレグとなりました。一方で、Nathan Aspinall(ネイサン・アスピナル)、Jermaine Wattimena(ジャーメイン・ワッティメナ)、Damon Heta(デイモン・ヘタ)、Joe Cullen(ジョー・カレン)といった有力選手が初戦で姿を消す波乱もありました。
TSUDA の見方
21 歳のマンビーが成し遂げた PDC 初優勝は、大きな一歩になりました。4 回戦で見せたアベレージ 112.16 や、勝負どころで 11〜13 ダーツを連発する爆発力は、今後の活躍を期待させるものだと編集部は見ています。
何より大きな収穫は、11 月のグランドスラム出場権を獲得した点です。本人が語ったように、ワールドユースチャンピオンシップの準決勝で敗れて一度は逃した大舞台の切符を、シニアのプロツアー優勝という最高の結果で掴み取りました。グランドスラムの舞台でどのようなダーツを見せるか、観戦者にとって大きな見どころとなります。
また、翌日の 10 月 29 日にはプレイヤーズチャンピオンシップ 32 が控えています。年末の世界選手権やプレイヤーズチャンピオンシップファイナルズの出場権争いが佳境を迎えるなか、当落線上の選手たちによる激しい争いが繰り広げられるはずです。
- 21 歳のチャーリー・マンビーがプレイヤーズチャンピオンシップ 31 を制し、自身初の PDC ランキングタイトルを獲得した
- 決勝でマイク・カイフェンホーフェンを 8-2 で破り、11 月に開催されるグランドスラムの出場権を確定させた
- ボー・グリーブスがベスト 4 に進出してランキング 7 位に浮上したほか、クリスト・レイエスがナインダーツを達成した
この記事は海外の報道をもとに TSUDA が要約・翻訳したものです。原文は PDC 公式(2026年10月28日)。作り方は編集方針に。