ダーツを自宅で設置するときには、公式な距離と高さできちんと設置したいもの。ここでは、ダーツの距離や高さについてご紹介します。ソフトダーツとハードダーツでの違いや、注意しておきたいポイントも併せてみていきましょう。
ソフトダーツの距離は「244cm」
ソフトダーツの公式距離は244cm、公式高さは173cmです。
距離を測るときは、スローラインからダーツボードの表面までの距離が244cm(誤差1.5cmまでOK)となります。高さを測るときは的の中心から地面までが173cmです。イラストで表すと、次のようになります。
ダーツの距離はお店によって違う?
お店でダーツの的に向かったとき、距離が近いな、遠いなと感じることは少なくありません。
基本的に、どのお店のどのダーツマシンも、244cmの距離になるように設置しています。しかし、ダーツを抜くときにマシン下の踏み台に乗って力強く抜くと、マシンが少しずつ動いてしまいます。そのため、距離の計測をマメに行っているお店や、距離が一定に保たれるようなマットを使用しているお店でなければ、距離が微妙にズレてしまっています。
ダーツの距離はフェニックス・ダーツライブで違う?
フェニックスとダーツライブとでは、的が光るかどうかやSPIDER(スパイダー)と呼ばれる縁の色が違うため、印象に違いがあります。光っていたり縁が白ければ、「距離が遠く感じ」ます。一方で、光らず縁が黒ければ、「距離が近く感じ」ます。こうした印象についても押さえておくといいでしょう。
ハードダーツの距離は「237cm」
ハードダーツの公式距離は237cm、公式高さは173cmです。
ソフトダーツと同様に距離を測るときは、スローラインからダーツボードの表面までの距離が237cm(誤差1.5cmまでOK)となります。高さを測るときは的の中心から地面までが173cmです。イラストで表すと、次のようになります。
ソフトダーツとの距離の違いについて
ハードダーツは、ソフトダーツよりも7cm近いという特徴があります。
しかし、ハードダーツのほうが距離が近いにも関わらず、距離が近いと感じないことがあります。その理由はおそらく、的の大きさでしょう。
ソフトダーツは、的全体で15.5インチ(39.37cm)です。対して、ハードダーツは13.2インチ(33.53cm)です。人の目は小さいものが遠くにあるように感じるため、ぱっと見たときの印象でハードボードの距離が遠くにあるように感じることがあっても不思議ではないでしょう。
ダーツの距離や高さをメジャーで測るときの注意点
距離について調べているということは、ご自宅への設置を検討している方も多いでしょう。ここで、距離や高さを設定する際の注意点をご紹介します。
ダーツボードの厚さを距離に加える
ダーツボードを設置すると、1cm~5cm程度まで、壁から的の表面まで一定の距離があります。設置をした段階で、ダーツボードの厚みや壁からの距離を計算しておき、ソフトダーツなら244cmに(ハードダーツなら237cmに)足して測りましょう。
靴底の厚さを高さに加える
意外と忘れてしまいがちなのが、靴を履いたときと裸足(靴下)のときで、自分自身の高さが違うことです。よく子供のダーツ大会で的の高さを小さくしていることがありますが、これと同じで、高さを調整しておくことは大切です。いざ外にでたときに的が低く感じてしまわないよう、2~3cm低く設置することも検討してみてはいかがでしょうか。