ダーツが「下手すぎる」「センスない」と感じたら確認したいポイントまとめ
ダーツが下手な人の特徴は、センスより「毎回同じ動きができていない」こと。ヒット位置の散らばり方で原因を見分ける方法、やればやるほど下手になる・急に下手になったときの確認手順、クリケットだけ下手な理由を図と表で解説します。
目次
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結論
ダーツが下手に感じる原因の多くは、センスではなく毎回同じ動きができていないことです。直す場所は、ヒット位置の散らばり方を見れば見当がつきます。
- 上下に散るなら、肘の高さとリリースのタイミング
- 左右に散るなら、立ち位置と肘の向き
- 急に入らなくなったら、まず道具とグリップを確かめる
ダーツが下手な人の特徴
最初に、自分のヒット位置を見てください。同じところを狙って 3 本投げたとき、ダーツがどう散らばるかで、崩れている場所が分かります。
| ヒット位置 | 疑う原因 | 試すこと |
|---|---|---|
| 上下に散る | 肘の高さ、指が離れるタイミングが毎回違う | 肘の位置を固定し、テイクバックの深さを揃える |
| 左右に散る | 足の位置が毎回違う、肘が横に流れる | 床の目印につま先を合わせ、肘を狙いの方向へまっすぐ出す |
| 全体に散る | 力み、投げるまでのリズムがばらばら | 構えてから投げるまでの時間を毎回同じにする |
| 狙いより下に集まる | 当てにいって腕が縮む、疲れで肘が下がる | 最後まで腕を伸ばしきる、休憩を挟む |
そのうえで、下手に感じる人によくある特徴を 5 つ挙げます。
フォームが不安定
いちばん多いのは、立ち位置・肘の高さ・指が離れる位置が 1 本ごとに違うことです。ダーツはわずかな違いがそのままヒット位置の差になるので、「毎回同じに投げられるか」が上手さのほとんどを決めます。
自分では同じに投げているつもりでも、動画で見ると違っていることがよくあります。スマートフォンを横と後ろに置いて撮り、肘の高さと、投げ終わりの腕の向きを見比べてください。フォームの組み立て方はダーツフォームの記事で解説しています。
練習量が少ない
練習の量は大事ですが、まとめて長く投げるより、短くても回数を分けて投げるほうが感覚が残りやすくなります。週に 1 度 3 時間投げるより、30 分を何度か、のほうが上達を実感しやすいはずです。
目標設定が曖昧
「上手くなりたい」だけだと、何ができれば上達なのかが分かりません。カウントアップの点数やレーティングのように、数字で残るものを目標にすると、練習の効果が見えます。レーティングの目安はAフライトの記事にまとめています。
力み過ぎる
入れようとするほど、指と肩に力が入ります。力むと毎回の動きがずれ、全体に散る原因になります。グリップは落とさない程度の強さで持ち、構えたら一度息を吐いてから投げてください。
無理な姿勢で投げる
的に近づこうとして前に乗り出しすぎると、体が毎回同じ位置で止まらず、左右にも上下にもぶれます。前足にかける体重は、後ろ足が軽く床に残るくらいで十分です。足の置き方は用語集のスタンスを参考にしてください。
グリップが毎回違う
フォームより手前で崩れているのが、持ち方です。構えるたびに指の位置が数ミリずれると、離れるタイミングも変わり、ヒット位置が上下に散ります。持ち方が安定しない人は、次の 3 つを決めておくと再現しやすくなります。
- 親指を置くカットを決めるバレルのどの溝に親指を当てるかを、目で見て確かめてから構えます。
- ダーツの重心を探す人差し指の上にダーツを載せ、釣り合う位置を覚えます。親指はその近くに置くのが目安です。
- 握る強さを決めるダーツを落とさない、いちばん弱い力を基準にします。
カットが汚れやすり減りでかかりにくくなっていると、それだけで持ち方が定まらなくなります。
センスがない・向いてないと感じたら
「センスない」と感じるのは、たいてい始めて数か月のころです。この時期は誰でもヒット位置が散ります。上手い人との差は、才能よりも、同じ動きを何百回も繰り返してきた量の差であることがほとんどです。
センスのせいにしやすいこと
- 毎回フォームを変えている
- 結果だけ見て、ヒット位置を見ていない
- 調子の良い日と悪い日の差が大きい
上達が早い人がしていること
- 変えるのは 1 回に 1 か所だけ
- 散らばり方を見て、次の 1 本を直す
- 点数を記録して、週ごとに比べる
センスがある人に見える特徴
「あの人はセンスがある」と感じる人をよく見ると、才能そのものより、次のような習慣を持っていることが多いものです。
| 見えている姿 | 実際にしていること |
|---|---|
| 始めてすぐ上手い | ほかのスポーツで、同じ動きを繰り返す練習に慣れている |
| 外しても崩れない | 1 本の結果で投げ方を変えない |
| 上達が早い | 上手い人の投げ方をよく観察し、真似してから自分に合わせている |
| いつも同じリズム | 構えてから投げるまでの手順を決めている |
どれも、あとから身につけられることです。「向いていない」と決める前に、この中の 1 つだけ取り入れて、数週間の点数の変化を見てください。
下手で恥ずかしいと感じるとき
ダーツバーで知らない人と投げると、外したときに気まずく感じるものです。ただ、ソフトダーツではレーティングやフライトで実力が分かれているので、周りも相手が初心者かどうかはおおよそ分かっています。外したときに謝る必要はなく、投げ終わったら次の人に場所を譲る、ボードの前で長く立ち止まらない、といった基本のマナーを守っていれば十分です。
人前で投げるのが恥ずかしいなら、最初は空いている時間帯のダーツバーなど、1 人で黙々と投げられる場所を選ぶのも手です。東京の投げ場から探せます。
やればやるほどダーツがどんどん下手になる原因と対策
練習しているのに下手になっていく場合は、練習のやり方そのものが原因になっていることがあります。
無意識の悪いクセ
外れるたびにフォームを少しずつ直していると、いつの間にか元の投げ方が分からなくなります。やればやるほど下手になる人に多いパターンです。
フォームを変えるときは 1 か所だけにし、少なくとも数ゲームは同じ形で投げてから良し悪しを判断してください。1 本ごとに直すのは、狙う場所だけにします。
家で投げると下手になる?
家にボードを置いて投げ込んでいるのに、店に行くと入らない、という声もよく聞きます。家での練習が悪いのではなく、家と店で条件が違うことが原因のことが多いです。
家のボードは、この距離と高さが数センチずれているだけで、店とは違う放物線で投げることになります。床から測り直し、スローラインの位置に目印を貼ってください。詳しくはダーツの距離と高さで解説しています。照明が暗い、壁が近くて窮屈、といった環境でも投げ方は変わります。家では距離と高さをそろえたうえで、フォームの確認や狙いの練習に絞るのも 1 つの使い方です。
練習の質が低い
カウントアップをただ繰り返すだけだと、疲れて雑になった投げ方まで体に覚えさせてしまいます。1 本ごとにヒット位置を見て、次の 1 本で何を変えるかを決めながら投げるのが、質の高い練習です。
練習方法の偏り
ブルばかり狙っていると、20 のトリプルやクリケットのナンバーのように、上や横を狙うときの感覚が育ちません。ブルと 20 トリプルでの狙い方の違いは狙い方の記事で解説しています。
疲労の蓄積
長く投げ続けると、腕が疲れて肘が下がり、ヒット位置が下にずれやすくなります。集中力も落ちるので、1 時間に 1 度は手を止めて休みましょう。疲れて入らなくなってからの練習は、崩れた形を覚えるだけになりがちです。
ダーツが急に下手になったと感じた場合の原因と対策
昨日まで入っていたのに急に入らなくなったときは、フォームを疑う前に、次の順で確かめてください。原因の多くは、気づかないうちに変わった道具やグリップです。
- 道具を確かめるチップの曲がりやすり減り、フライトの割れ、シャフトの緩み。バレルを替えた直後なら、それが原因のことも多いです。
- グリップを確かめる指を置く位置が前後にずれていないか。調子の良かったときの写真があれば見比べます。
- 立ち位置を確かめる店が変わるとスローラインの位置の感覚も変わります。つま先の位置を決め直します。
- 体の状態を確かめる疲れや寝不足、爪の長さでも感覚は変わります。
- それでも戻らなければ休む投げ込んで取り戻そうとすると、崩れた形が固まります。数日空けると戻ることもあります。
道具の変化
チップやフライトは消耗品です。フライトが割れたり曲がったりしていると、飛び方が変わります。バレルもカットがすり減ると指のかかりが変わるので、長く使っているならバレルの寿命と交換のサインも確かめてください。汚れでかかりが落ちている場合は、洗浄で戻ります。
グリップの変化
グリップは、自分では変えていないつもりでも少しずつずれていきます。バレルのどのカットに指を置くかを決めておき、構えるたびに確かめる習慣をつけましょう。
環境の変化
照明の明るさ、ボードの見え方、周りの音でも、投げる感覚は変わります。いつもと違う店で入らないのは自然なことです。最初の数ゲームは慣らしと割り切りましょう。
慣れすぎ
同じ店の同じマシンでばかり投げていると、その場所の見え方に合わせた投げ方になります。ときどき別の店で投げると、どこでも同じに投げられるかの確認になります。
投げすぎ
急に入らなくなったのが、長く投げたあとなら、単純に疲れていることがほとんどです。指先や肘の疲れは本人が気づきにくいので、休んでから投げ直してみてください。
練習の記録のつけ方
下手になったのか、たまたま調子が悪いだけなのかは、記録がないと分かりません。次のように記録しておくと、原因を探すときの手がかりになります。
- 日付と投げた店(マシン)
- カウントアップの平均点、ブルに入った本数
- 変えたこと(グリップ・バレル・立ち位置など)を 1 行で
- 体の調子や、疲れを感じた時間
DARTSLIVE や PHOENIX のカードを使えば、スタッツは自動で残ります。数字が下がった日と「変えたこと」を並べると、崩れたきっかけが見つかることがあります。
クリケットのときだけダーツが下手な場合の原因と対策
01 ではそこそこ入るのに、クリケットになると急に入らない。その原因は、狙う場所の違いにあります。
クリケットのルール理解
クリケットで使うのは 15〜20 とブルです。ボードの上の 20、右上の 18、右下の 15、下の 17、左下の 19・16 のように、狙う場所が毎ラウンド変わります。どのナンバーから陣地を取るか、相手の陣地をいつ閉じるかを決めておくと、狙いに迷いがなくなります。ルールはダーツのルールの記事で確認できます。
狙いの練習不足
01 はブル中心なので、ブルばかり練習していると、クリケットのナンバーのように横や下を狙う機会がほとんどありません。15〜20 のトリプルを順に 3 本ずつ狙う練習を入れると、クリケットの感覚が育ちます。
プレッシャーへの対処
クリケットは点差や陣地の状況が目に見えるので、01 より焦りやすいゲームです。投げる前の動作(構える、息を吐く、狙う)を毎回同じ順番にしておくと、状況に関係なく同じリズムで投げられます。
まとめ
まとめ
- 下手に感じる原因は、センスより「毎回同じに投げられていない」こと
- ヒット位置の散らばり方で、直す場所の見当をつける
- フォームを変えるのは 1 回に 1 か所。練習は短く、回数を分ける
- 急に入らなくなったら、道具 → グリップ → 立ち位置 → 体の順に確かめる