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ダーツの道具

ダーツバレルの選び方。初心者が見るべき素材・重さ・形・カットと、18gと20gの違い

初めてのダーツバレルは、タングステン 90% 前後・18g 前後・ストレート型・リングカットから試すのが無難です。素材の違い、18g と 20g の違い、ストレートとトルピードの形、リング・シャーク・ノーグルーブのカットを図で比べ、選ぶ手順を解説します。

目次
  1. ダーツバレルの素材はなにがいい?
  2. ダーツバレルはストレートを選ぶべき?
  3. バレルの長さと太さの選び方
  4. ダーツバレルのカットとノーグルーブ
  5. ダーツバレルは大手メーカーのものがおすすめ?
  6. ダーツバレルの購入は新作と中古どっちがいい?
  7. ダーツバレルを選ぶ手順
  8. まとめ
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マイダーツを買うとき、いちばん迷うのがバレル(指で握る金属の部分)です。素材・重さ・形・カットのどれを見ればいいのか、選び方の基本をまとめました。

結論

初めての 1 本は、タングステン 90% 前後、バレル単体 18g 前後、ストレート型、リングカットから試すのが無難です。どれも「癖が少ない」選び方です。

  • カタログの数字より、お店で持って投げた感覚を優先する
  • 18g と 20g は、2g の差でも持った感じがはっきり違う
  • ノーグルーブ(カットなし)は、カットの役割を知るのに向いている
見るところ最初の 1 本の目安詳しく
素材タングステン 90% 前後この記事の「素材」
重さ18g 前後重さの記事
形ストレートこの記事の「形」
カットリングカットこの記事の「カット」

ダーツバレルの素材はなにがいい?

タングステン

マイダーツの定番。

  • 重い金属なので、細く作れる
  • 硬く、カットが長持ちする
  • 価格は高め

ブラス(真鍮)

ハウスダーツや入門用に多い。

  • 軽いので、同じ重さでも太く大きい
  • 柔らかく、カットが減りやすい
  • 安い

ダーツバレルの基本はタングステン90%前後

タングステンはとても重い金属で、同じ大きさなら鉄の約 2.5 倍の重さがあります。細いダーツでも十分な重さを出せるので、マイダーツはほとんどがタングステンでできています。

実際には、タングステンにニッケルなどを混ぜた合金で、割合は 80〜95% ほどです。割合が高いほど同じ重さでも細く作れますが、加工が難しくなり、価格も上がります。最初は 90% 前後が、細さと価格のバランスが取りやすいところです。

軽くて安いダーツバレルはブラスでできている

ブラス(真鍮)は安く手に入りますが、軽い金属なので、同じ重さにするとバレルがかなり太く大きくなります。タングステンのバレルとは持った感じがまったく違うので、長く続けるつもりなら、最初からタングステンを選ぶほうが遠回りになりません。

18gと20gの違いは?

重さは、バレル単体で 16〜22g ほどが一般的です。よく比べられる 18g と 20g は、次のように違います。

18g

  • 種類がいちばん多い
  • 腕が疲れにくく、長く投げられる
  • 初めての 1 本に向く

20g

  • 同じ形なら少し太いか長い
  • 重さで飛ぶ感覚が分かりやすく、安定しやすい
  • 18g で軽く感じる人に向く

2g の差でも、持つとはっきり分かります。ただ、同じ重さでも形によって感じる重さは変わるので、数字だけで決めず、両方を持ち比べてください。重さの規定や選び方はダーツの重さの記事で詳しく解説しています。

18g から 20g に替えるとき

18g で投げていて「軽くて手元でぶれる」「力を入れないと届かない」と感じるなら、20g を試す価値があります。反対に、20g で「長く投げると腕が疲れる」「山なりになって下に外れやすい」なら、18g に戻すのも選択肢です。

替えるときのよくある失敗は、重さと一緒に形やカットまで変えてしまうことです。何が良くなったのかが分からなくなるので、同じシリーズの重さ違いのように、重さ以外をできるだけそろえて比べてください。重さを変えた直後は、軌道の高さが変わるので、しばらくはグルーピング(3 本のまとまり)が崩れるのが普通です。

なお、カタログの重さはバレル単体の重さです。シャフト・フライト・チップを付けると数グラム重くなるので、店で持ち比べるときは、組み立てた状態で比べると投げたときの感覚に近くなります。

ダーツバレルはストレートを選ぶべき?

バレルの形はたくさんありますが、基本はストレートとトルピードの 2 つです。

ストレートトルピード 左がチップ側。点は重心のおおよその位置
ストレートは太さが一定で重心が中央。トルピードは前が太く、重心が前寄り

ストレート

太さが一定のまっすぐな形。

  • 重心がほぼ中央で、癖が少ない
  • 握る位置を変えても感覚が素直
  • 細長く、複数の指で握りやすい

トルピード

魚雷のように前が太い形。

  • 重心が前寄り
  • 後ろを握ると、ずっしりと重さを感じる
  • 前に飛ばす感覚がつかみやすい

ストレートタイプのダーツバレルの特徴は?

ストレートは、太さがほぼ一定のまっすぐな形です。重心が中央付近にあるので、後ろを持てば前に、前を持てば後ろに重さを感じる、という素直さがあります。細長いので、3 本以上の指で握る人にも合わせやすい形です。

トルピードタイプのダーツバレルの特徴は?

トルピードは「魚雷」の意味で、前(チップ側)が太く、後ろに向かって細くなる形です。重心が前寄りなので、後ろを握るとずっしりとした重さを感じます。ダーツを前に押し出す感覚がつかみやすいのが特徴です。

バレルの長さと太さの選び方

同じ 18g でも、長さと太さ(最大径)の組み合わせで持った感じは大きく変わります。長いほど細く、短いほど太くなるのが基本です。

タイプ特徴向いている人
短め・太め指先でつまむ感覚。握る位置がずれにくい2〜3 本の指で握る人
長め・細め指を並べて置ける。細いぶん的に密集させやすい4 本以上の指で握る人、前を持つ人
中くらいどちらにも寄せられる握り方がまだ決まっていない人

長さを選ぶときの目安は、いつも握る指がバレルの上に収まるかどうかです。指がバレルからはみ出てシャフトやチップに触れると、握るたびに位置が変わりやすくなります。反対に、長すぎるバレルでは握る位置の候補が多く、毎回同じ位置を探しにくくなることがあります。

グリップとバレルの形の相性

形の選び方は、握り方から逆算すると迷いにくくなります。

少ない指で握る

親指と 1〜2 本の指でつまむ握り方。

  • トルピードや短めのストレート
  • 重心の近くを握りやすい

多い指で握る

親指と 3 本以上の指で支える握り方。

  • 長めのストレート
  • 指を置く場所が広く取れる

どちらの握り方でも、まずは重心の近くを握ると、ダーツがまっすぐ飛びやすくなります。握り方そのものはダーツの投げ方で解説しています。

バレルの前と後ろはどっち?

バレルは、チップを付ける側が前、シャフトを付ける側が後ろです。トルピードは太いほうが前です。ストレートは見た目では分かりにくく、前後のネジが同じ規格のバレルでは、逆向きにも付けられてしまいます。

逆に付けると重心の位置が変わり、飛び方も変わります。買ったときの向きが分からなくなったら、メーカーの商品ページの写真で確かめてください。

ダーツバレルのカットとノーグルーブ

カットは、バレルの表面に刻まれた溝です。指のかかり方が変わるので、形と同じくらい投げやすさに影響します。

リングシャークノーグルーブ 前後どちらもかかる一方向に強くかかるかからない握りが自由
カットを横から見た断面の模式図。左がチップ側

リングカット

バレルを一周する輪のように溝が入ったカットです。溝の断面が左右対称なので、引くときも投げるときも同じようにかかり、余計なぐらつきを抑えられます。最初の 1 本に向いた、癖の少ないカットです。

シャークカット

サメの肌のように、一方向にだけ急な角度の溝が入ったカットです。かかりがとても強いので、指が滑りやすい人には頼りになります。反面、指先が痛くなる人もいて、角がすり減ると買ったときと感覚が変わりやすいカットです。

ノーグルーブ

カットがまったくないバレルです。どこを握っても同じ感触なので、握る位置を自由に変えられます。

ノーグルーブのメリット

  • 自分のグリップのどこにかかりが要るかが分かる
  • 指先が痛くならない
  • カットがすり減る心配がない

ノーグルーブのデメリット

  • 汗をかくと滑りやすい
  • 握る位置が毎回ずれやすい

カットの役割を体で知ることができるので、2 本目以降に試してみる価値があります。カットの手入れはダーツバレルの洗浄方法、すり減りの見分け方はバレルの寿命の記事で解説しています。

ダーツバレルは大手メーカーのものがおすすめ?

主なメーカーはたくさんありますが、バレルの品質に大きな差があるわけではありません。好きな選手のモデルや、手に取って気に入った形で選んでかまいません。

国内のダーツバレルメーカー

DMC、TRiNiDAD(トリニダード)、DYNASTY(ダイナスティー)、COSMO DARTS(コスモダーツ)、TIGA(ティガ)などがあります。ソフトダーツ用のバレルが豊富で、国内の選手モデルが多く揃っています。

海外(特にイギリス)のダーツバレルメーカー

Harrows(ハローズ)、TARGET(ターゲット)、UNICORN(ユニコーン)、Winmau(ウィンモー)など、イギリスのメーカーが有名です。ハードダーツの世界の選手のモデルが多く、ハード用のバレルも豊富です。

ダーツバレルの購入は新作と中古どっちがいい?

新品

  • カットが新しく、状態の心配がない
  • 好きなモデルを持つ満足感がある
  • 価格は高い

中古

  • 安く、いろいろな形を試せる
  • カットがすり減っていることがある
  • 溝の汚れは洗浄が必要

新作ダーツバレルのメリット・デメリット

新品は、カットもコーティングも買ったときのままです。好きな選手のモデルを持つことが、練習を続ける力になる人もいます。

中古ダーツバレルのメリット・デメリット

中古はタングステンのバレルを安く手に入れられ、いろいろな形を試すのに向いています。ただし、カットのすり減りやネジ山の傷みがないかは、買う前によく確かめてください。溝の汚れは洗えば落ちることがほとんどです。

ダーツバレルを選ぶ手順

  1. ハウスダーツで基準を知るお店のダーツを投げ、軽い・重い、太い・細いの感覚をつかみます。
  2. ショップで持ち比べる18g 前後のストレート型から、形と重さを変えて持ち比べます。試投できる店もあります。
  3. 1 本決めてしばらく投げる数週間は同じバレルで投げ、慣れてから良し悪しを判断します。
  4. 足りないものを 1 つ変える重さ、形、カットのうち、気になる 1 つだけを変えた 2 本目を試します。

まとめ

まとめ

  • 最初の 1 本は、タングステン 90% 前後・18g 前後・ストレート・リングカットが無難
  • 18g と 20g は持って比べる。形で体感の重さは変わる
  • カットはかかりの強さを決める。ノーグルーブはカットの役割を知るのに向く
  • 数字より、実際に持って投げた感覚を優先する