ダーツの投げ方の正解は?プロの投げ方や女性におすすめの投げ方
ダーツの投げ方に 1 つの正解はなく、毎回同じに投げられる形が正解です。目的別のおすすめ、プッシュ型とスイング型の違いを図で比較し、女性や小柄な人・背の高い人におすすめの投げ方とコツ、持ち方まで解説します。
目次
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結論
ダーツの投げ方に 1 つの正解はありません。毎回同じに投げられる形が、その人にとっての正解です。
- 遊びで楽しむなら、頭を動かさず早めに離すだけで十分
- 型は大きく「プッシュ型」と「スイング型」。実際は多くの人が両方を混ぜている
- 女性や小柄な人は、前傾しすぎず、山なりに投げると力に頼らずに届く
この記事では、目的別のおすすめ、2 つの型の違い、体格に合わせた投げ方を順に解説します。構え方はダーツフォーム、引き方はテイクバック、狙い方は狙い方の記事で詳しく扱っています。
ダーツに投げ方はあるの?初心者におすすめの投げ方をさくっと解説
ダーツの投げ方は十人十色です。どこを目指すかで、参考にする投げ方も変わります。目的別に 3 つに分けました。
| 目的 | おすすめ | 意識すること |
|---|---|---|
| バーで楽しく投げたい | 早めに離す | 頭を動かさない |
| Aフライトを目指す | 動きを一度ほどいて組み直す | 固めすぎた場所を動かしてみる |
| プロを目指す | 真似てから、自分の形を作る | 毎回同じに投げられるか |
バーやカフェで上手に投げたい人におすすめの投げ方
遊びで気持ちよく、そこそこ上手に投げたいなら、「肘を固定する」「腕を突き出す」といった型は覚えなくてかまいません。毎日練習する人向けの型は窮屈で、たまに投げるだけでは身につかないからです。
いちばん簡単なのは、頭を動かさず、ダーツを早めに離す投げ方です。狙った場所に向かってふわっと放るだけで、練習していなくても狙いの近くに集まります。変な癖もつきにくいので、これからハマっていきそうな人にもおすすめです。
Aフライトを目指す人におすすめの投げ方
練習を重ねると、「肩は動かさない」「手首は固める」のように、動かさないようにする場所が増えていきます。これが伸び悩みの原因になることがあります。
成長が止まったと感じたら、固めていた場所を 1 つずつ動かして投げてみてください。体・肩・肘・手首・指のどこがどれだけ動いているかが分かると、どこを固め、どこを動かすかを自分で組み直せます。Aフライトの先に進む人ほど、この組み直しを経験しています。
プロのダーツプレイヤーを目指す人におすすめの投げ方
プロの投げ方も、ダーツの速さ、放物線の高さ、刺さる角度、立つ位置や体の傾きまで、一人ひとり違います。共通しているのは、自分の形を毎回同じに再現できることです。
成長の途中ではいろいろな選手の投げ方を真似し、そこから自分の体に合う形を作っていくのが近道です。TSUDA のプレイヤー分析では、トップ選手の投げ方を数字で読み解いています。
ダーツ投げ方は2種類?プッシュ型、スイング型とは
投げ方の型としてよく聞くのが「プッシュ型」と「スイング型」です。違いは、肘をどう使うかにあります。
プッシュ型
手を的に向かってまっすぐ押し出す。肘も一緒に前へ動く。
- 固める場所が少なく、体への負担が小さい
- 離すタイミングに幅がある
- 初心者でも最初から一定の精度が出る
- ばらつきが減りにくく、腕力に頼りがち
スイング型
肘を支点にして、前腕を振るように投げる。早めに離す。
- コツを掴むと安定する
- 投げている感覚が分かりやすい
- 肘を止める意識で腕が窮屈になりやすい
- ダーツに力を伝えにくい
ダーツの投げ方その1「プッシュ型」
プッシュ型は、ダーツを持つ手を的に向かって直線的に押し出す投げ方です。ポイントは、肘を固定しないことと、できるだけ長くダーツに力を加えることの 2 つです。
肘が上下に動くことを許し、手のひらと手首を一直線に動かします。最初から一定の精度が出やすいので初心者向けといわれますが、ばらつきが減りにくいという悩みも多く聞かれます。練習を重ねて動きがそろってくると、ばらつきは小さくなっていきます。
ダーツの投げ方その2「スイング型」
スイング型は、肘を支点にして前腕を振り、放物線を描くように投げる方法です。ポイントは、肘を固定することと、ダーツを早めに離すことの 2 つです。
肘を動かさない意識が要るので、難しく感じる人もいます。ただ実際には、ほとんどの人の肘は投げるときに少し動いています。肘を「固定する」というより、肘を動きの基準点にして、狙いを定めると考えると分かりやすくなります。肘の支点については用語集のヒジの支点で詳しく説明しています。
プッシュとスイング、どちらを選ぶ?
実際には、多くの人がこの 2 つを混ぜて投げています。まずは自然に投げてみて、手が一直線に動いているならプッシュ寄り、肘を中心に弧を描いているならスイング寄りです。今の投げ方に近いほうを軸にして、足りない要素を少しずつ足していくのがおすすめです。
女性におすすめのダーツの投げ方
ダーツは腕力がなくても、始めたその日から的に届きます。ただ、身長や筋力によって楽な投げ方は変わります。ここでは女性や小柄な人におすすめの投げ方を紹介します。
ブルの高さは身長に関係なく決まっています。目の高さは身長よりおよそ 10cm 低いので、身長 155cm の人の目線は、ブルの中心より 30cm 近く下になります。20 のトリプルやダブルはさらに上にあるので、見上げて投げることになります。
女性におすすめの「前傾しない投げ方」
的に近づくため、体を安定させるために、前に傾いて投げる人は多くいます。ただ、前傾すると目線が下がり、上のほうを狙うのがさらに難しくなります。小柄な人にとっては、20 のダブルを狙うときに特に不利です。
前傾は体にも負担がかかり、長く投げると下半身が疲れてきます。体をまっすぐ立てたまま投げるほうが、目線が高く保てて、疲れにくくなります。
女性におすすめの「腕力に頼らない投げ方」
力が要るのは、ダーツを速く飛ばそうとするときです。速さにこだわらなければ、腕力の差はほとんど気になりません。
まっすぐ速く投げるイメージではなく、ゆったりと山なりに投げるイメージを持ってみてください。的に届かない、下に刺さってしまうという人も、放物線の頂点を少し高くするだけで届くようになります。
女性におすすめの持ち方とダーツの重さ
手が小さい人は、指を多く使うと窮屈になりがちです。親指と人差し指、中指の 3 本で持つところから始め、指先ではなく指の腹で軽く支えてください。
重いダーツは力で飛ばす必要がないぶん安定しますが、重すぎると腕が疲れます。お店のハウスダーツで物足りなければ、18g 前後から試すのが無難です。重さの選び方はダーツの重さの記事で詳しく解説しています。
女性が「届かない」「下に刺さる」ときのコツ
始めたばかりの女性から多いのが、ダーツが的まで届かない、ボードの下のほうにばかり刺さる、刺さらずに落ちる、という悩みです。原因と試すことを表にまとめました。
| 症状 | よくある原因 | 試すこと |
|---|---|---|
| 届かない・下に刺さる | まっすぐ投げようとして放物線が低い | 狙いより少し上に向かって、山なりに放る |
| 刺さらずに落ちる | ダーツが上を向いたまま当たる、離すのが遅い | 手首を返さず、腕を的へ伸ばしきる |
| 左右にばらける | 腕だけで投げ、体が一緒に動く | 足の位置を決め、上半身を止めて投げる |
| すぐ腕が疲れる | 強く握りすぎ、速く投げようとしている | 握りを緩め、ゆっくりした速さで投げる |
刺さらないときは、チップの曲がりや、ボードの穴が詰まっていないかも確かめてください。ソフトダーツはチップがセグメントの穴に入って刺さるので、チップが曲がっていると弾かれやすくなります。
ネイルをしているときの持ち方
長めのネイルをしていると、指先でつまむ持ち方は難しくなります。指先ではなく指の腹から第 1 関節のあたりでダーツを支えると、爪がバレルに当たりにくくなります。離すときに爪が引っかかって向きが変わるなら、爪が触れない位置まで指を少し後ろに下げてみてください。持つ指の本数を 3 本から 4 本に増やして、支える面を広げるのも 1 つの方法です。
女性向けのバレルはある?
「女性向け」と書かれたバレルもありますが、性別で決まる規格があるわけではありません。選ぶときの目安は、手の大きさと持ち方です。
短め・細めのバレル
手が小さい人が持ちやすい形。
- 指の置き場所が限られ、持つ位置がそろいやすい
- 同じ重さでも太く短い形になりやすい
長めのバレル
指を多く使う持ち方に向く形。
- 持つ位置を前後に選べる
- 手が小さいと指が余りにくい反面、窮屈に感じることも
重さは、店のハウスダーツと持ち比べながら、軽めから試すと手に合うものを探しやすくなります。形の違いはダーツバレルの選び方、重さはダーツの重さで詳しく解説しています。
背の高い人の投げ方
背の高い人は、ブルや 20 を目線の近くか下に見ることになります。上を狙うのは楽な反面、クリケットで使う 15・16・17 のような下のナンバーでは、肘が下がりやすくなります。
前に乗り出す必要はないので、体をまっすぐ立て、肘の高さを変えずに腕を下へ向けて投げるのが基本です。下のナンバーを狙うときは、腕だけでなく膝を少し曲げて目線ごと下げると、肘の高さを保ったまま投げられます。
投げ方のルールと反則
投げ方そのものの形(上から投げるか、横から投げるか)は、ソフトダーツの一般的なルールでは細かく決められていません。決まっているのは、主に足の位置です。
- 両足はスローラインの上か後ろに置く。スローラインを踏むのはよい
- 足がスローラインより前に出なければ、上半身が前に乗り出すのはよい
- 3 本目を投げ終わるまで、足をスローラインより前に出さない
これは DARTSLIVE の大会(SUPER DARTS)の公式ルールブックにある規定です。店や大会ごとに細かい決まりが違うことがあるので、大会に出るときは要項を確かめてください。スティールダーツの大会では、団体ごとの規則に従います。ルール全体はダーツのルールにまとめています。
投げ方がわからなくなったときは
いろいろな投げ方を試しているうちに、自分の投げ方が分からなくなることがあります。練習を続けている人ほど、一度は経験することです。そんなときは、次の順で戻してみてください。
- 投げる量を減らす分からないまま投げ込むと、崩れた形が残ります。
- 調子の良かったころの動画や写真を見る持つ位置、肘の高さ、立ち位置を見比べます。
- 近い距離から投げるボードに近づいて、力を入れずに投げたときの自然な腕の動きを確かめます。
- 1 か所だけ戻すグリップか立ち位置のどちらか 1 つから、元の形に合わせます。
道具を替えた直後や、急に入らなくなったときの確かめ方は下手に感じたときの確認ポイントでも解説しています。
まとめ
まとめ
- 自分に合う投げ方は、毎回同じに投げられる形
- プッシュ型は手をまっすぐ前へ、スイング型は肘を支点に弧を描く。多くの人は両方を混ぜている
- 女性や小柄な人は、前傾せず、山なりに投げると力に頼らずに届く
- 背の高い人は、下のナンバーで肘が下がらないように
TSUDA では特定の投げ方をすすめるのではなく、いろいろな投げ方と考え方を紹介して、読んだ人が自分で選べるようにしたいと考えています。投げ方が崩れたと感じたら下手に感じたときの確認ポイントを、上達の考え方は上達のコツを読んでみてください。