ダーツ01のアレンジ表|ブルで上がる組み立てとハイアウトの考え方
01 のアレンジは、残りの点数を上がりやすい数に整える組み立てです。ソフトの標準ではブル 50 点を軸に、ダブルアウトでは 32 や 40 を残すのが基本。残り点数ごとのアレンジ表と、ブルで上がる方法、ハイアウトの考え方を解説します。
目次
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結論
アレンジは、残り点数を「上がりやすい数」に整えるための狙い順です。まず自分の試合の設定を確かめ、その設定で上がりやすい数を残します。
- ソフトの標準(オープンアウト・ファットブル)は、ブル 50 点を軸に「50 の倍数」か「50+シングル 1 本」を残す
- ダブルアウト(セパレートブル)は、1 本で上がれる 40(D20)や 32(D16)を残すのが基本
- 3 本で上がれる最大は、オープンアウトなら 180、ダブルアウトなら 170
01のアレンジとは?まず設定を確かめる
01 は、持ち点からちょうど 0 にした人が勝つゲームです。0 を通り越すとバーストになり、そのラウンドの点数は取り消されます。ルールの全体はダーツのルールの記事にまとめています。
アレンジが必要になるのは、上がりの 1 本に条件が付くときと、少ない本数で上がりたいときです。DARTSLIVE の大会規定(SUPER DARTS 公式ルールブック)では、アウトはオープンアウト・ダブルアウト・マスターアウトから大会ごとに決め、セパレートブルではインナーブル 50 点・アウターブル 25 点とされています。つまり、同じ「残り 50」でも設定によって狙う場所が変わります。
| 設定 | 最後の 1 本 | ブル | アレンジの軸 |
|---|---|---|---|
| オープンアウト | どこでもよい | ファットブルが多い | ブル 50 点の倍数 |
| マスターアウト | ダブル・トリプル・ブル | 大会による | トリプルかブルで割り切る |
| ダブルアウト | ダブルかインナーブル | セパレートが多い | 40・32 などのダブル |
店で遊ぶ 01 の多くはオープンアウトです。大会やリーグに出る前に、要項でアウトとブルの設定を確認しておきましょう。設定の違いはソフトとハードの違いにも関わります。ハード(スティール)の 501 は、ダブルアウトが標準です。
ブルで上がるアレンジ(オープンアウト・ファットブル)
ソフトの標準設定では、ブルはどこに入っても 50 点で、どこで 0 にしても上がれます。的の中心で面積が大きいブルは、多くの人がいちばん入れやすい場所です。そこで、残りをブルで割り切れる数に整えるのが、ソフトのアレンジの基本になります。
残り点数ごとのアレンジ表(オープンアウト)
代表的な残り点数と、ブルを使う組み立ての例です。ほかにも上がり方はありますが、ブルを入れやすい人が使いやすい順に並べています。
| 残り | 組み立ての例 | 本数 |
|---|---|---|
| 150 | ブル・ブル・ブル | 3 |
| 120 | ブル・ブル・S20 | 3 |
| 100 | ブル・ブル | 2 |
| 87 | S17 で 70、ブル・S20 | 3 |
| 70 | S20 で 50、ブル | 2 |
| 66 | S16 で 50、ブル | 2 |
| 50 | ブル | 1 |
| 20 以下 | その数字のシングル | 1 |
考え方は単純で、残りが 51〜70 なら、まず「残り − 50」のシングルを狙い、次にブルを狙います。シングルは面積が広いので、外しても隣の数字に入るだけで、ブルを狙える残りに収まることが多いのが利点です。
ブルとシングル、どちらを先に狙う?
残り 70 の場面で、先にブルを狙うか、先に 20 を狙うかは説が分かれます。どちらにも理由があります。
シングルが先
まず S20 で 50 に整えてからブル。
- 次の 1 本が「ブル 1 本で上がり」と単純になる
- シングルを外しても隣の 1 や 5 で、まだ上がれる残りが多い
- ブル以外の数字に慣れていない人には落ち着かない
ブルが先
ブルで 20 にしてから S20。
- いつもどおりブルから入れるので投げやすい
- ブルを外して周りの数字に入ると、残りの計算が増える
- 20 のシングルは面積が広く、最後の 1 本として狙いやすい
よくある失敗は、残り 70 で最初に T20 を狙い、外れた S20 で 50 を残す形になって 1 本を無駄にすることです。どちらの順でも、外れたときに次の 1 本で何を狙うかまで決めてから投げると迷いが減ります。
ダブルアウトのアレンジ表(ハードの 501 にも共通)
ダブルアウトでは、最後の 1 本がダブルかインナーブル(50 点)でなければ上がれません。残りが 1 になったり、ダブル以外で 0 にしたりするとバーストです。1 本で上がれるのは、2〜40 の偶数と 50 だけです。
なぜ 32 と 40 が好まれるのか
英語圏の解説(DartCounter の Checkout Guide など)では、D16(32)と D20(40)がよく勧められます。理由は「外したあとの残り」にあります。
- 32 を残すD16 を狙い、内側の S16 に入ると残り 16。
- 16 を狙うD8 を狙い、S8 に入ると残り 8。
- 8 を狙うD4 を狙い、さらに外れても残り 4、2 と続きます。
このように半分にし続けられる数は、シングルに外れても次のダブルが残ります。40 も同じく D20 → D10 → D5 と続きます。ただし 20 は盤面の真上、16 は左下にあり、投げやすさは人によって違います。D16 が外れても隣が 7 と 8 で比較的やさしいとする解説もあれば、D20 に慣れているから 40 を残すという選手もいます。
| 残り | 組み立ての例 | 本数 |
|---|---|---|
| 170 | T20・T20・ブル | 3 |
| 167 | T20・T19・ブル | 3 |
| 160 | T20・T20・D20 | 3 |
| 141 | T20・T19・D12 | 3 |
| 110 | T20・ブル | 2 |
| 100 | T20・D20 | 2 |
| 81 | T19・D12 | 2 |
| 80 | T20・D10 | 2 |
| 60 | S20・D20 | 2 |
| 50 | ブル、または S10・D20 | 1〜2 |
| 40 | D20 | 1 |
| 32 | D16 | 1 |
3 本で上がれない数(ボギーナンバー)
ダブルアウトでは、170 以下でも 3 本で上がれない数があります。英語でボギーナンバー(bogey numbers)と呼ばれる 169・168・166・165・163・162・159 の 7 つです。編集部でも全通りを計算して確かめました。ひとつ前のラウンドで、この数を残さないように点数を取るのがアレンジの一歩先の考え方です。たとえば残り 249 で T20・S20 と入ると 169 です。3 本目が S1 なら 168、S10 なら 159 と、上がれない数が残ります。3 本目で T20 を狙えば、入れば 109、外れて S20 でも 149、S5 でも 164 と、次で上がれる数が残ります。
注意
ダブルアウトで残り 1 にするとバーストです。残り 3 で S1 を狙う、残り 2 で S2 に入れる、といった形で 1 を残さないよう、残りが小さいときは偶数を残す意識を持ちましょう。
マスターアウトのアレンジ
マスターアウトは、最後の 1 本がダブル・トリプル・ブルのどれかであれば上がれる設定です。ダブルアウトより上がり方の選択肢が増えます。
- トリプルで割り切れる数(57 なら T19、45 なら T15)は 1 本で上がれる
- ファットブルなら 50 はブル 1 本、100 はブル 2 本で上がれる
- 残り 1 はどこに入れても上がれないので、ダブルアウトと同じく避ける
編集部の計算では、ファットブルのマスターアウトで 180 以下なのに 3 本で上がれない数は 163・166・169・172・173・175・176・178・179 です。オープンアウトでもこの 9 つは 3 本で 0 にできません。ブルとトリプルのどちらを最後に狙うかは、自分の入りやすい場所で選びます。
ハイアウトの考え方
「ハイアウト」は、大きな残り点数を 1 ラウンドで上がることを指す言い方です。何点からをハイアウトと呼ぶかは、場面や人によって違います。狙う場面は大きく 2 つに分かれます。
上がりを狙う
相手が次で上がりそうなとき。
- 残りが 3 本で上がれる数なら、全部を上がりに使う
- 1 本目が外れたら、残り 2 本で上がれる数か計算し直す
- 上がれなくても、次に上がりやすい数を残す
次のラウンドに残す
相手にまだ余裕があるとき。
- 無理に上がりを狙わず、ブルや 40・32 が残る点数を取る
- ボギーナンバーや 1 を残さない
- 次の 1 本目で上がれる形を作る
たとえばオープンアウトで残り 150 は、ブル 3 本で上がれます。1 本目がブルでなく S5 なら残り 145。ここからブル 2 本で 45 が残るので、次のラウンドは S5 から T15 など、残りの形を見ながら組み直します。1 本ごとに残りを計算し直す習慣が、ハイアウトの成功率を左右します。
アレンジでよくある失敗と見分け方
アレンジを知っていても、試合では計算や狙いの切り替えでつまずきやすいものです。よくある失敗を、気付き方と直し方の組で並べます。
| よくある失敗 | 見分け方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 2 本目が外れたあと、計算せずに同じ場所を狙う | 上がれない残りでラウンドが終わることが多い | 1 本ごとに残りを声に出してから構える |
| 上がりにこだわってバーストする | 残りが少ないのに何ラウンドも戻される | 確実に入る広いシングルで整える形を選ぶ |
| 設定を確かめずにダブルを狙う | オープンアウトなのに残り 40 で D20 だけを狙っている | 店の 01 ならブルやシングルでも上がれる |
| 苦手な数字を残す | 決まった数字で上がりが止まる | 同じ残りでも、入りやすい数字を通る組み立てに変える |
アレンジ表は、あくまで組み立ての例です。同じ残りにも複数の上がり方があり、どれを選ぶかは入りやすい場所や投げ方の癖で変わります。表どおりに投げることより、自分がよく入る場所を通る組み立てを持っておくことが、試合で迷わないための近道になります。投げ方そのものを見直したいときはダーツの投げ方も参考にしてください。
アレンジを覚える練習
アレンジ表を全部暗記する必要はありません。よく残る点数から覚えるのが現実的です。
- 自分の設定を決める店の 01 ならオープンアウト、大会に出るなら要項のアウトで練習します。
- よく残る数から覚えるオープンなら 51〜70 と 100、ダブルアウトなら 40・32 と 60〜100 から始めます。
- 外れたときも声に出す1 本ごとに残りを口にし、次の狙いを決めてから投げます。
- 上がりだけを練習する残り点数を決めて上がりだけを繰り返すと、計算と狙いが結び付きます。
ひとりでの練習方法はひとりでできる練習ゲーム、狙う場所ごとの投げ方はダーツの狙い方で解説しています。
まとめ
01 のアレンジは、設定ごとに「上がりやすい数」を残す組み立てです。まずアウトとブルの設定を確かめてから表を使い分けます。
- オープンアウト・ファットブルは、ブル 50 点の倍数か「50+シングル」を残す
- ダブルアウトは 40・32 を軸に、169・168・166・165・163・162・159 と 1 を残さない
- ハイアウトは 1 本ごとに残りを計算し直し、上がれなくても次の形を作る