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ダーツのテクニック

ブルと20トリプルでダーツの狙い方は違う?上下の違いや目線・利き目の考え方

初心者がまず狙うのはブル。20 トリプルはブルの真上で、狙いは左右に動かさず高さだけ変えます。ブルと 20 トリプルの狙い方の違い、クリケットでの上下左右の投げ分け、利き目の調べ方と目線の考え方を図で解説します。

目次
  1. ダーツはどこを狙う?初心者はまずブル
  2. ダーツの狙い方は、ブルと20トリプルで変えるべき?
  3. 利き目や目線など、視覚とダーツの狙い方の関係は?
  4. ダーツの狙い方にコツはある?より実践的な狙い方とは
  5. ゲーム別、初心者はどこを狙う?
  6. ブルが入らない・入らなくなったときは?
  7. 狙う力を上げる練習
  8. まとめ
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ダーツを投げるとき、どこを見て、どう狙えばいいのでしょうか。狙う場所による違い、立ち位置、目線や利き目まで、狙い方の基本をまとめました。

結論

初心者がまず狙うのはブルです。的の中心で面積が大きく、狙いの基準になります。20 トリプルはブルの真上にあるので、左右はそのままで、高さだけを変えて狙います。

  • ブルで「自然に腕が出る立ち位置」を決める
  • 20 トリプルは、ブルより少し遠くへ投げるつもりで
  • 利き目は意識しなくていい。慣れてきたら確かめる程度で十分

ダーツはどこを狙う?初心者はまずブル

ソフトダーツの 01 では、標準の設定(ファットブル)でブルは内側も外側も 50 点です。20 のトリプルは 60 点で 1 本の最高得点ですが、細いリングの狭い場所です。ねらった場所に確実に入らないうちは、面積が大きく、外れても周りのどこかに刺さるブルを狙うほうが点数は安定します。

50 点ブル(ソフトの 01 の標準設定では内側も外側も)
60 点20 のトリプル。1 本の最高得点
20 トリプルブル 20
20 のトリプルは、ブルと同じ縦の線の上にある。左右は動かさず、高さだけを変える

ダーツの狙い方は、ブルと20トリプルで変えるべき?

01 やクリケットでよく狙うのが、ブルと 20 のトリプルです。この 2 つの狙い方の違いを見ていきましょう。

ブル

的の中心。狙いの基準。

  • 立ち位置と腕の出る向きを決める場所
  • ソフトの 01 の標準設定では外側も 50 点
  • 初心者はここから

20 トリプル

ブルの真上。1 本の最高得点。

  • 左右はブルと同じ、高さだけ変える
  • ブルより少し遠くへ投げるイメージ
  • トリプルのリングは細く、高さのずれに厳しい

ブルの狙い方は?

ブルは的の中心にあり、狙いの基準になる場所です。ブルでの投げ方が決まると、ほかのナンバーはそこからのずらし方で狙えるようになります。

  1. スローラインの真ん中に立つブルの中心を見て、そのまま何本か投げます。
  2. 左右のずれを見る左に集まるなら少し右へ、右に集まるなら少し左へ立ち位置をずらします。
  3. 自然に腕が出る位置を探す腕を曲げて合わせるのではなく、立ち位置で合わせます。つま先の位置を覚えておきましょう。

上下のずれは、立ち位置ではなく投げ方で直します。上に集まるなら少し前に傾く、届かないなら少し上を見る、というように、まずは自分の基本になる投げ方を探してください。

20トリプルの狙い方は?

20 のトリプルは、ブルの 10 数センチ真上にあります。狙いを左右にずらす必要はありません。ブルで決めた立ち位置のまま、高さだけを変えます。

ブルより高いところを狙うので、投げにくさを感じる人もいます。そのときは、上を狙うというより、ブルより少し遠くへ投げるイメージを持ってみてください。上へ向けて腕を持ち上げると、肘の高さが変わってずれやすくなります。遠くへ飛ばすつもりで投げると、腕の形を変えずに高さだけが上がります。

トリプルリングの幅は、スティールの規定で 8mm です。20 のセグメントの横幅はトリプルの位置で 3cm あまりあるので、狙う場所は横に広く、縦にとても狭い長方形になります。ソフトのボードは全体が大きいぶん少し広くなりますが、縦に狭い形は変わりません。寸法は用語集のboard の寸法にまとめています。

トリプルのリングはとても細いので、高さのわずかなずれで外れます。左右ではなく上下に散る人は、ヒット位置の散らばり方で原因を見分ける方法も参考にしてください。

20トリプルに入らないときに多いずれ方

20 トリプルを狙って外れたとき、どこに刺さったかを見ると直す場所が分かります。よくある外れ方と、確かめるところを並べました。

外れ方よくある原因確かめるところ
20 のシングル(トリプルの下)高さが足りない。上を狙うつもりで腕だけ上げているブルと同じ腕の形で、少し遠くへ投げているか
20 のシングル(トリプルの上)やダブル力が入りすぎる。リリースが早いブルのときと同じリズムで投げているか
1 や 5 に散る左右がずれている。上を向いた分、体の向きが変わっているブルで決めた立ち位置とつま先のまま投げているか
ブルのあたりまで落ちるブルと同じ感覚のまま投げている目線を 20 トリプルに置き直してから構えているか

上下のずれは、20 のシングルに入っていれば点数の損は小さく済みます。1 や 5 に散る左右のずれは、1 本で 15 点以上の差になることもあります。20 を狙うときは、まず左右を 20 の縦の線に収めることを優先すると、点数が安定しやすくなります。

ブルと20トリプル、どちらを狙えば点数が伸びる?

01 やカウントアップでは、ブル(50 点)と 20 トリプル(60 点)のどちらを狙うかで迷う人がいます。1 本あたりの平均点で比べてみます。計算は単純化した目安です。

  • ブルを狙う:ブル率 40% で、外れたダーツを 1〜20 の平均の 10.5 点とすると、1 本あたり約 26 点
  • 20 を狙う:すべて 20 のセグメントに入るとして、トリプル率 15% なら 1 本あたり約 26 点(20 点×85%+60 点×15%)

つまり、20 のセグメントに左右が収まり、トリプルに 7 本に 1 本ほど入るようになって、ようやくブルと同じくらいです。実際には 1 や 5 にも散るので、20 を狙って点数が伸びるのはもっと先になります。多くの人にとって、ソフトの 01 とカウントアップはブルを狙うほうが点数は安定します。20 トリプルは、クリケットで 20 を開けるときや、ブルが安定してからの選択肢です。

クリケットでの狙い方や上下の投げ分け

クリケットでは、15〜20 とブルを投げ分けます。ナンバーごとの投げ分けには、主に次の 4 つの方法があります。

方法向いているずれ内容
立つ位置を変える左右狙うナンバーの側へ、スローライン上で立ち位置をずらす
体の向きを変える左右立ち位置はそのまま、体の角度で狙う方向を合わせる
肘の高さを変える上下上のナンバーは肘を少し上げ、下は少し下げる
体の傾きを変える上下前傾の深さや膝の曲げで、目線ごと高さを合わせる

「ナンバーによって投げ方を変えてはいけない」と言われることもあります。ただ実際には、程度の差はあっても、誰でもナンバーによって投げ方は少し変わっています。初めのうちは制限せず、自分に合う投げ分けを探してみてください。

利き目や目線など、視覚とダーツの狙い方の関係は?

目をつぶって投げたら、いつもと同じに投げられるでしょうか。ほとんどの人は無理です。ダーツでは体の使い方と同じくらい、見ることが大切です。

利き目とダーツの狙い方

人には、よく使うほうの目「利き目」があります。調べ方はかんたんです。

  1. 両手で小さな輪を作る腕を伸ばし、その輪の中に遠くのものを入れます。
  2. 片目ずつ閉じる右目、左目と順に閉じて、見え方を比べます。
  3. ものが輪の中に残ったほうが利き目そのとき開けているほうの目が利き目です。

ダーツでは、利き目の前に構える人もいます。利き目でないほうの目に合わせて狙うと、構えと感覚にずれが出ることがあるからです。

ただし、初心者のうちは利き目を無理に意識する必要はありません。慣れてきて、左右に同じずれが続くようなら確かめてみる、くらいで十分です。

片目をつぶって投げるプロもいる?片目と両目での狙い方の違い

片目をつぶって構え、そのまま投げる選手もいます。利き目の前にダーツを構え、視界の中にダーツを収めたままずらさずに投げる、という形です。

ただ、この投げ方は少数派です。基本は両目で見て、距離や高さを正しくつかみながら投げるほうが結果につながりやすいので、参考程度にとどめてください。

ダーツは目線(ライン)に乗せて狙うの?

「ダーツを目線に合わせる」「ラインを見て、そこにダーツを乗せる」。上級者からよく聞く言葉ですが、初心者がこの感覚をつかむのはとても難しいことです。

ここでいう目線やラインは、投げ込むうちに身につく感覚です。どこを通って飛べばどこに刺さるかが、だんだん分かってきます。個人差も大きいので、初めのうちは意識しなくてかまいません。

ダーツの狙い方にコツはある?より実践的な狙い方とは

ダーツの狙い方にはコツがある

ダーツは 3 本で 1 セットです。狙うときは、3 本投げ終わるまで的から目を離さないようにしましょう。

目を離さずにいると、1 本目と 2 本目、2 本目と 3 本目の飛び方や刺さり方の違いが分かり、3 本の中で感覚を調整できます。3 本のまとまり方は用語集のグルーピングで説明しています。

2本目・3本目でダーツの狙い方は変えるべき?

ハードダーツ(スティール)には、スタッキングという技術があります。先に刺さったダーツを利用して、後のダーツを入りやすくする技術です。

ただしソフトダーツでは、3 本とも同じ狙い方のほうがよいでしょう。理由は 3 つあります。

  • 的が大きく、前のダーツに乗せるように狙っても思い通りにいく確率が低い
  • 穴にチップが収まる構造なので、刺さる角度が付きにくく、角度を利用しにくい
  • チップが柔らかく、当たったダーツが狙いどおりの刺さり方をしにくい

前のダーツが邪魔になる場所に刺さっていても、狙いは変えず、同じ投げ方で投げるのが基本です。

ゲーム別、初心者はどこを狙う?

狙う場所は、遊ぶゲームによって変わります。ソフトダーツの標準の設定で、初心者が狙いやすい場所を並べました。

ゲーム初心者が狙う場所理由
01(ゼロワン)ブル標準ではブルが内外とも 50 点。面積が大きく、外れても周りに刺さる
カウントアップブル01 と同じ理由。8 ラウンドの合計点を伸ばす練習にもなる
クリケット20 から順に、自分の陣地にするナンバー15〜20 とブルだけが有効。トリプルで 3 マークになる

01 の終盤、残りの点数がブルでは上がれないときは、残りに合わせたナンバーを狙います。ソフトの標準の設定では、ぴったり 0 にすればどこで上がってもかまいません。ゲームのルールはダーツのルールの記事で解説しています。

クリケットで狙うナンバーの位置関係

クリケットで使う 15〜20 は、ボードの上下左右に散らばっています。20 は真上、18 は右上、15 は右下、17 は真下の少し右、19 は真下の少し左、16 は左下にあります。ブルからの方向がそれぞれ違うので、表の 4 つの方法を組み合わせて投げ分けます。

最初は、20・19・18 のようによく使うナンバーから 1 つずつ、ブルとの違いを確かめていくと覚えやすくなります。

ブルが入らない・入らなくなったときは?

前は入っていたブルが急に入らなくなることは、多くの人が経験します。狙い方を大きく変える前に、次の順で確かめてみてください。

  1. 立ち位置を確かめるいつものつま先の位置からずれていないかを見ます。店や台が変わると、スローラインの真ん中の感覚もずれます。
  2. 外れ方を見る上下に散るのか、左右に散るのかで原因が違います。左右なら立ち位置と体の向き、上下なら腕の振りやリリースを疑います。
  3. 目線の置き方を確かめる構えたときにダーツでブルが隠れていないか、見る場所がブルの中心から動いていないかを確かめます。
  4. 1 つだけ変えて投げる一度にいくつも変えると、何が効いたのか分からなくなります。変えるのは 1 回に 1 つです。

ダーツや部品を替えた直後、疲れているとき、久しぶりに投げたときも入りにくくなります。原因の見分け方は下手に感じたときの確認ポイント、テイクバックの位置が気になる人はテイクバックの記事も参考にしてください。

狙う力を上げる練習

狙いは、同じ場所に同じ投げ方で投げ続けるほど安定します。場所ごとの練習の例です。

ブルの練習

狙いの基準を作る。

  • カウントアップでブルだけを狙う
  • 点数より、3 本のまとまりを見る
  • 外れた方向をメモする

20 トリプルの練習

高さの感覚を作る。

  • まず 20 の縦の線に 3 本収める
  • 次にトリプルの高さに合わせる
  • ブルと交互に投げて差を確かめる

クリケットナンバーの練習

投げ分けを作る。

  • 20 から 15 まで順に 3 本ずつ
  • 1 ナンバーごとに外れ方を確かめる
  • 最後にブルへ戻る

練習のときも、3 本投げ終わるまで的から目を離さないようにします。1 本目の外れ方を見て 2 本目で直す、という流れが狙う力を育てます。上達の考え方は上達のコツ、実力の目安はA フライトの記事で紹介しています。

まとめ

まとめ

  • 初心者はまずブル。ブルで立ち位置と腕の向きを決める
  • 20 トリプルはブルの真上。左右はそのまま、少し遠くへ投げるつもりで高さを変える
  • クリケットの投げ分けは、左右は立ち位置と体の向き、上下は肘の高さと体の傾きで
  • 利き目や目線は、慣れてからで十分。3 本投げ終わるまで的から目を離さない

投げ方そのものはダーツの投げ方、狙いが定まらないときは下手に感じたときの確認ポイントで解説しています。