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ダーツの練習

ダーツ上達のコツは「入った投げ方」を育てること。練習と対戦のコツ、置きに行く癖の直し方

ダーツ上達のコツは、人から聞いた投げ方を真似ることより、自分が入った投げ方を育てること。よく聞くコツが遠回りになる理由、ブルだけでなく時計回りに狙う練習、置きに行く癖の直し方、クリケットと 01 で勝つための考え方を解説します。

目次
  1. 【ダーツ上達のコツ】投げ方にコツはあるのか
  2. 【ダーツ練習のコツ】ダーツの練習はブルだけでいい?
  3. 【ダーツ対戦のコツ】クリケットやゼロワンで勝つためのコツとは
  4. まとめ
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苦しい練習を重ねずに、ダーツが上手くなるコツはあるのでしょうか。投げ方・練習・対戦の 3 つに分けて、上達のコツをまとめました。

結論

いちばんのコツは、人から聞いた投げ方より、自分が入った投げ方を育てることです。違和感のある投げ方は、正しいと言われていてもすぐにやめてかまいません。

  • 練習はブルだけでなく、1 から時計回りに狙いを少しずつ移す
  • 置きに行く癖は、腕を最後まで伸ばしきることで直す
  • 対戦では、自分の実力に合った攻め方を選ぶ

【ダーツ上達のコツ】投げ方にコツはあるのか

ダーツのコツとしてよく聞く、5つの投げ方

ダーツのコツを聞くと、よく次のような答えが返ってきます。

よく聞くコツ

  • 重いダーツを使う
  • 2 本の指でも安定するように持つ
  • 肘を動かさない
  • 体を動かさない
  • 的の近くで離す

初心者がやると起きやすいこと

  • 力んでしまう
  • 不自然な持ち方になる
  • 腕が窮屈になり、投げにくい
  • 体が固まり、ぎこちなくなる
  • 離すのが遅れ、下に刺さる

どれも間違いではありませんが、始めたばかりの人には難しすぎるコツです。教わった形を守ろうとして、かえって入らなくなる人も少なくありません。

ダーツのコツは「投げ方」を聞くことではない

ダーツのフォームは、とても多くの要素でできています。1 つの投げ方を聞いただけで上手くなることはまずありません。

考え方を逆にしてみてください。正しいとされる投げ方を覚えるのではなく、入ったときの投げ方を正しいものとして育てていくのです。もちろん 1 回入っただけの投げ方が正解というわけではありません。入った投げ方を繰り返し、何度も入るものを残していく、という順番です。違和感があったり、うまく飛ばなかったりする投げ方は、すぐにやめてかまいません。

ダーツのコツは女性と男性で違うのか

コツそのものに男女の違いはありません。違いが出るのは、身長や筋力といった体格の差です。身長によって的の見え方が変わり、筋力によって楽に飛ばせる投げ方が変わります。体格に合わせた投げ方は、ダーツの投げ方の記事で詳しく紹介しています。

置きに行く癖を直すには

入れようとするほど、腕が縮んで途中で止まり、ダーツを「置きに行く」ような投げ方になることがあります。置きに行くと、ダーツが失速して狙いより下に刺さりやすくなります。

  1. 腕を最後まで伸ばしきる離したあとも、腕を狙った方向へ伸ばしきります(フォロースルー)。
  2. 的の少し奥を見る的の表面ではなく、その少し奥に投げるつもりで狙います。
  3. 結果を見るのは投げ終わってから刺さる瞬間を目で追うと、腕が止まりやすくなります。

動作ごとのコツと、よくある失敗

「投げ方のコツ」と一口に言っても、持つ、引く、離す、狙うの動作ごとに、よく言われることは違います。どれも「こうすれば入る」という答えではなく、崩れたときに見直す場所の目安として使うのがこつです。

動作よく言われるコツよくある失敗
持つ(グリップ)強く握らず、落ちない程度の力で持つ入れたい気持ちで握りが強くなり、離すときに指に引っかかる
引く(テイクバック)毎回同じ深さ、同じ高さまで引く深く引きすぎて顔に当たる、日によって深さが変わる
離す(リリース)離す位置を毎回そろえる離すのが早すぎて上に、遅すぎて下に外れる
狙う狙う 1 点を小さく決めるブル全体をぼんやり見て、ヒット位置が散る

上下に外れることが多いなら、リリースの位置やテイクバックの深さがばらついていることが多いものです。左右に外れることが多いなら、腕の通り道や体の向きを見直します。外れ方の傾向から見直す場所を絞ると、あれこれ変えずに済みます。テイクバックの悩みはテイクバックの記事で、狙う場所の決め方はダーツの狙い方で詳しく紹介しています。

ブルに入れるためのコツ

ブルは的のまんなかにあり、ソフトダーツの 01 ゲームでは外側のアウターブルも内側のインナーブルも同じ 50 点になる設定がよく使われます(ファットブル)。狙う面が広いので、初心者がまず目指す場所です。

  1. ブルの中の 1 点を狙うブル全体ではなく、中心の小さな点を見ます。狙いが小さいほど、外れたときもブルの近くに集まりやすくなります。
  2. 同じ高さに腕を構えるブルの高さに合わせて構え、毎回同じ位置からテイクバックします。
  3. 外れた方向を記録する上・下・左・右のどちらに外れやすいかを数えると、直す場所が見えてきます。

よくある失敗は、入らないと狙う場所を少しずつずらしてしまうことです。狙いを動かすとフォームのずれが分からなくなるので、狙いは同じ場所のまま、投げ方の側を見直しましょう。

また、ブルに入る本数は、その日の調子でも大きく変わります。数本外れただけで投げ方を変えるのではなく、1 ゲーム、できれば数ゲーム分の結果を見てから判断するほうが、フォームを崩さずに済みます。入った 1 本の感覚を覚えておき、次の 1 本でそれを再現するつもりで投げると、狙いの練習がそのままフォームの練習にもなります。

練習の最後に、その日いちばん入った投げ方を短くメモしておくのもおすすめです。「肘を少し高く」「離す位置を前に」のような一言で十分です。次に練習するとき、前回の良かった感覚から始められます。メモは、うまくいかなかった日の記録にもなります。崩れたときに見返すと、自分がどこから崩れやすいのかという傾向が見えてきます。記録は細かくなくてかまいません。続けられる形で残すことのほうが大切です。

【ダーツ練習のコツ】ダーツの練習はブルだけでいい?

ダーツはブルだけ狙うべきか

ブルを狙い続ける練習は、フォームを固めたり、飛び方を確かめたりするのに向いています。ただ、試合ではボードのあらゆる場所を狙います。いちばん上の 20 のダブルと、いちばん下の 3 のダブルでは、ダーツに伝える力がまったく違います。ある程度慣れてきたら、上下左右を狙う練習も始めましょう。

コツは上下左右の違いを徐々に感じること

いきなり 20(上)と 19(左下)を交互に狙うような極端な練習をすると、初心者は狙う場所ごとにフォームが大きく変わってしまいます。狙いは少しずつ移していくのがこつです。

  1. 1 から始める1 のシングルを狙って 3 本投げます。
  2. 時計回りに 1 つずつ1 → 18 → 4 → 13…と、ボードを時計回りに 1 つずつ移ります。
  3. 20 まで一周する一周したら、かかった本数を記録します。マシンの「ROUND THE CLOCK」系のゲームでも練習できます。

隣どうしの数字に移るだけなので、フォームを大きく変えずに、上下左右の感覚を少しずつつかめます。

1 回の練習の組み立て方

同じ時間を投げても、ただ何ゲームも続けるのと、目的を分けて投げるのとでは身につき方が変わります。1 回の練習を、準備・狙いの練習・ゲームの 3 つに分けてみてください。

段階内容ねらい
準備ブルを狙って軽く投げ、いつもの感覚を思い出す体を温め、その日の調子を確かめる
狙いの練習時計回りの練習や、苦手な数字だけを狙うブル以外の場所を狙う力をつける
ゲームカウントアップや 01、クリケットを通して投げる点数や勝ち負けがある中で、練習の成果を試す

よくある失敗は、疲れてからも惰性で投げ続けることです。疲れて崩れたフォームで投げた本数も、体は覚えてしまいます。集中が切れたと感じたら、その日はそこで終えるのも練習のうちです。短い時間でも、毎回同じ流れで練習するほうが、上達を比べやすくなります。

上達を数字で確かめる

「上達している気がしない」と感じるときは、感覚ではなく記録で見るのがこつです。どれくらいの期間で上手くなるかは、練習の量や始めた時点の条件で人によって大きく違います。ほかの人と比べるより、先月の自分と比べるほうが、練習の効き目が分かります。

記録するもの分かること
カウントアップの点数ブル周りに集める力。8 ラウンドの合計なので、日ごとの差が出やすい。数日分の平均で見る
ラウンドごとの点数の波後半に落ちるなら、疲れや集中の切れ
時計回りの練習にかかった本数ブル以外の場所を狙う力
レーティングゲーム全体の成績。DARTSLIVE・PHOENIX のカードを使うと、機械が自動で記録する

数字が伸びない時期は、誰にでもあります。数週間分の記録を並べて、平均が下がっていないなら、崩れているのではなく足踏みしているだけのことも多いものです。急に入らなくなったときの見直し方はダーツが下手になる原因で、クラスごとの目安は A フライトのスタッツで紹介しています。

【ダーツ対戦のコツ】クリケットやゼロワンで勝つためのコツとは

クリケットで効率よく攻めるためのコツ

クリケットの攻め方は人によって違いますが、大事なのは自分の実力に合った攻め方を選ぶことです。トリプルに入る確率が高い人と、シングルに入れるのがやっとの人では、同じ攻め方が正解になるとは限りません。

考え方トリプルがよく入る人シングル中心の人
狙う場所トリプルで一気に陣地を取るシングルの広い面を狙い、確実に数を重ねる
陣地の取り方高い数字から順に入りやすい数字も選択肢に入れる
閉じる判断点数で上回ったら早めに閉じる無理に閉じず、自分の陣地で点数を重ねる

「点数で上回ったら相手の陣地を閉じる」というセオリーも、いつも正しいとは限りません。相手の実力や残りの陣地によって、自分に合った攻め方を探してみてください。ルールはダーツのルールの記事で確認できます。

ゼロワンの攻め方にコツはあるのか

01 は、狙う場所がほぼブルに決まっているので、攻め方で差がつきにくいゲームです。そのかわり、クリケットとの選び方について、1 つ考え方を紹介します。

試合によっては、最終レッグでゲームを選ぶ「チョイス」が行われます。このときクリケットを選ぶ選手が多いのは、駆け引きの多いクリケットのほうが番狂わせが起きやすいと考えるからでしょう。

ただ、同じくらいの実力どうしなら、クリケットのほうが 1 試合で投げる本数は多くなりやすいゲームです。投げる本数が多いほど、結果は実力どおりに近づき、番狂わせは起きにくくなります。そう考えると、格上が相手なら 01、格下が相手ならクリケットを選ぶほうが理にかなっている、ともいえます。

これは編集部の仮説で、実際の試合データで確かめたものではありません。考え方の 1 つとして参考にしてください。

まとめ

まとめ

  • 聞いた投げ方より、入った投げ方を育てる。違和感のある投げ方はやめていい
  • 置きに行く癖は、腕を最後まで伸ばしきって直す
  • 練習は、1 から時計回りに狙いを少しずつ移す
  • 対戦では、自分の実力に合った攻め方とゲームを選ぶ

上達が止まったと感じたら、下手に感じたときの確認ポイントと A フライトを目指す練習法も読んでみてください。