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ダーツの投げ方

ダーツの表抜き・裏抜き・芯抜きの違いは?やり方と向く人、選び方

表抜き・裏抜き・芯抜きは、リリースした直後のダーツの先端の向きの違いです。先端が下を向くのが表抜き、上を向くのが裏抜き、まっすぐが芯抜き。どれが上という決まりはなく、投げ方に合うものを選びます。見分け方と試し方をまとめました。

目次
  1. ダーツの表抜き・裏抜き・芯抜きとは
  2. 表抜き・裏抜き・芯抜きの違いを比べる
  3. ハードとソフトで違いは出る?
  4. 表抜きのやり方とメリット
  5. 表抜きのメリット・デメリット
  6. 表抜きのセッティング
  7. 裏抜きのやり方とメリット
  8. 芯抜きのやり方
  9. 自分の抜き方の見分け方
  10. ダーツを抜く感覚をつかむには
  11. 抜き方が変わった・揃わないときは
  12. 抜き方の選び方の手順

「表抜き」「裏抜き」「芯抜き」は、ダーツが手から離れた直後に、先端(チップ)がどちらを向いて飛び出すかを表す言葉です。ルールで決まった用語ではなく、プレイヤーのあいだで使われている呼び方です。

結論

リリース直後に先端が下を向くのが表抜き、上を向くのが裏抜き、まっすぐ前を向くのが芯抜きです。どれが上という決まりはなく、グリップやスローの形から自然に出るものを選ぶ人が多数です。

  • 見分けるには、横から動画を撮ってリリース直後の先端の向きを見る
  • ソフトダーツでは刺さったダーツがほぼ水平に収まるので、刺さり方の差はハードほど目立たない
  • 抜き方を知っておくと、調子を崩したときに「いつもと違う点」を探す手がかりになる

ダーツの表抜き・裏抜き・芯抜きとは

ダーツは手を離れたあと、放物線を描いてボードへ向かいます。そのとき、ダーツの先端が軌道に対してどちらを向いているかで、飛び方の見た目が変わります。この「離れた瞬間の向き」を 3 つに分けて呼んだのが、表抜き・裏抜き・芯抜きです。

裏抜き(先端が上)芯抜き(まっすぐ)表抜き(先端が下)
左がフライト側、ライムの点が先端。リリース直後の向きの違い

どの抜き方でも、ダーツは飛んでいるうちに向きが変わります。裏抜きは頂点を過ぎると少しずつ先端が下がり、表抜きは下を向いていた先端がボードの手前で起き上がるように刺さる、と説明されることが多い動きです。

抜き方リリース直後の先端飛び方の見た目
表抜き下向き先端から前に出ていくように見える
芯抜き軌道とほぼ同じ向き向きの変化が小さく、線に沿って進む
裏抜き上向き先端を上げて浮くように飛び、後半で下を向く

表抜き・裏抜き・芯抜きの違いを比べる

3 つの違いは、指から離れる瞬間にダーツのどこに力がかかっているかで生まれます。後ろ寄りを押し出すか、先端側に指が残るか、重心の真後ろから押すか。その差が向きになって現れます。

表抜き

先端が下を向いて出る。

  • 指がダーツの上を越えていくように離れる
  • 手首や指先を前に送る動きと合いやすい
  • 押し出しすぎると下に刺さりやすい

芯抜き

先端がまっすぐ出る。

  • 重心の後ろから線に沿って押す
  • 向きの変化が小さく、飛びが揃って見える
  • 狙って作ろうとすると力みやすい

裏抜き

先端が上を向いて出る。

  • 先端側の指が最後まで残って離れる
  • 高い放物線で投げる人に見られやすい
  • 引っかけると上に抜けやすい

どれか 1 つがうまい人の投げ方、というわけではありません。同じ抜き方でも、グリップの位置、ダーツの重さや長さ、スローの速さによって飛び方は変わります。見た目の好みより、毎回同じ抜き方が出るかどうかのほうが、的への集まりに関わります。

ハードとソフトで違いは出る?

スティール(ハード)のボードでは、刺さったダーツの角度がそのまま残ります。裏抜きで先端が下を向いて刺さると、フライト側が上がる角度になり、後から投げたダーツが前のダーツに当たって入りにくくなることがあります(スタッキング)。

ソフトダーツでは、チップが穴に入り、ダーツはボードにほぼ水平に収まります。刺さった角度の差が小さいので、抜き方による刺さり方の違いはハードほど気になりません。ソフトを中心に遊ぶなら、抜き方は「狙いの安定」の目安として見ておけば十分です。ソフトとスティールの違いはソフトダーツとハードダーツの違いにまとめています。

表抜きのやり方とメリット

表抜きは、リリースの瞬間に指がダーツの上側を越えるように離れ、ダーツの後ろ寄りが押されて先端が下を向く抜き方です。腕を前に振り出し、最後に指先で前へ送る投げ方の人に出やすい形です。

表抜きのメリット・デメリット

表抜きの特徴
メリット前へ押し出す感覚がつかみやすく、低めの軌道で強めに投げる人と合いやすい
向く人速めのスローで、軌道を低く直線的にしたい人
デメリット押し出しが強すぎると先端が下がりすぎ、下に外れやすい
よくある失敗指で最後に「叩く」ように動かし、毎回の向きが揃わない

表抜きのセッティング

表抜きの人は、先端側に重心があるバレルや、後ろを軽くするセッティングと組み合わせて、先端が下がりすぎないか、逆に下がらないかを試すことがあります。シャフトを短くする、フライトを小さくするなどで後ろの抵抗を減らすと、向きの変化が小さく感じられることもあります。ただし合う組み合わせは人によって違うので、1 か所ずつ変えて比べるのが基本です。道具の選び方はダーツバレルの選び方とフライトの形と選び方を見てください。

裏抜きのやり方とメリット

裏抜きは、先端側を支える指(人差し指や中指)が最後まで残り、ダーツの前側が持ち上がった状態で離れる抜き方です。高い放物線でふわりと投げる人、肘から先を大きく振る人に見られやすい形です。

裏抜きの特徴
メリット山なりの軌道が作りやすく、ゆっくりしたスローでも届かせやすい
向く人力を抜いて放物線で投げたい人、軽めのスローの人
デメリット指が残りすぎると上に抜ける。ハードではスタッキングが起きやすいと言われる
よくある失敗先端側の指に引っかけて、日によって高さがばらつく

裏抜きで高さがばらつくときは、リリースのタイミングがずれていることが多く見られます。リリースの位置の考え方はダーツの投げ方で、腕の引き方はテイクバックの悩みで扱っています。

芯抜きのやり方

芯抜きは、ダーツの重心の真後ろから、狙った線に沿って押し出す抜き方です。指がダーツのどこにも引っかからずに離れるので、向きの変化が小さく、飛びがまっすぐに見えます。

見た目がきれいなので目標にする人もいますが、「まっすぐにしよう」と意識するほど指や手首が固まりやすい、という声もあります。芯抜きに近づけたいときは、形を作りにいくより、次の順で原因を減らしていくほうが試しやすい方法です。

  1. グリップで重心の位置を確かめるバレルを指 1 本に乗せて釣り合う点を探し、その少し後ろを押せる持ち方にします。
  2. 指の力を抜く強く握ると、離れる瞬間にどこかの指が残ります。落とさない程度の力にします。
  3. 狙う線の上で腕を出す腕が線からそれると、指の離れ方も斜めになります。
  4. 動画で向きを確かめる感覚だけで判断せず、横からの映像で先端の向きを見ます。

自分の抜き方の見分け方

抜き方は自分の目では見えません。投げている本人が「まっすぐ」と感じていても、映像で見ると上を向いていることはよくあります。

  1. 真横から撮るスマートフォンをスローラインの横、肩の高さに置き、ボードまで入る画角で撮ります。
  2. スロー再生で止める手から離れた直後のコマで、先端がフライトより上か下かを見ます。
  3. 何本か続けて見る1 本だけでは判断しません。同じ向きが続くかを見ます。
  4. ブルと 20 トリプルで比べる狙う高さで抜き方が変わる人もいます。狙い方はダーツの狙い方を参考にしてください。

向きが毎回違うなら、抜き方の種類よりも「揃っていない」ことが先に取り組む点です。グリップの位置が毎回ずれていないか、テイクバックの深さが変わっていないかを確かめます。

ダーツを抜く感覚をつかむには

「抜く感覚」は、指でダーツを放すというより、腕が進んでいくなかでダーツが指から自然に離れていく感覚、と表現されることが多いものです。感じ方は人によって違うので、言葉より試してみて比べるのが近道です。

試すこと見るところ
近い距離から軽く投げる力を入れなくても指から離れる位置があるか
握る力を少しずつ弱くする向きが揃うか、逆に落としそうになるか
グリップの前後の位置を変える先端の向きがどちらへ変わるか
いつもの距離に戻して動画を撮る近い距離の感覚が残っているか

感覚をつかもうとしてフォームを大きく変えると、ほかの部分が崩れることもあります。変えるのは 1 回に 1 か所にして、元の投げ方に戻せるようにしておきます。

抜き方が変わった・揃わないときは

ふだんは表抜きなのに、ある日から先端が上を向くようになった、という相談はよく聞きます。抜き方が急に変わったときは、抜き方そのものより、その手前の動きが変わっていることが多くあります。次の表は、よく挙がる変化と、確かめる場所の例です。

起きていること考えられるきっかけ確かめる場所
先端が前より上を向く握る力が強くなり、指が残っているグリップの力、先端側の指
先端が前より下を向く最後に手首や指で押し込んでいるリリース後の手の形
日によって向きが違うグリップの位置が前後にずれているバレルのどこを持っているか
道具を変えてから変わった重心やシャフトの長さが変わった前の道具に戻して比べる

道具を替えた直後に抜き方が変わるのは珍しいことではありません。重心の位置が違えば、同じ持ち方でも押している場所が変わるからです。新しい道具に合わせてフォームを直す前に、一度前の道具に戻して、変化が道具によるものか、投げ方によるものかを分けて考えると、手を入れる場所を絞りやすくなります。慌てて全部を変えないことが、遠回りに見えて近道です。

抜き方の選び方の手順

どの抜き方を目指すかは、先に決めるより、今の投げ方から出ているものを確かめ、そこから整えるほうが無理がありません。

  1. 今の抜き方を動画で確かめるまずは現状を知ります。
  2. 揃っているかを見る毎回同じなら、種類を変える理由は多くありません。
  3. 外れ方と結びつける上に外れるのが多いのか、下に外れるのが多いのかを記録します。
  4. 1 か所だけ変えて比べるグリップの位置、握る力、セッティングのどれか 1 つを変えて、集まり方を比べます。
  5. 戻せる形で続ける変えて悪くなったら、元に戻して別の点を試します。

まとめ

表抜き・裏抜き・芯抜きは、リリース直後の先端の向きの違いです。どれが上という決まりはなく、投げ方から自然に出るものを揃えていくのが一般的な考え方です。

  • 表抜きは先端が下、裏抜きは上、芯抜きはまっすぐ
  • ソフトでは刺さり方の差は小さく、狙いの安定の目安として見る
  • 自分の抜き方は横からの動画で確かめ、変えるなら 1 か所ずつ
ダーツメディア TSUDA塾 編集部

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