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ダーツの投げ方

ダーツが刺さらない原因は?はね返る・届かないときの見分け方と対処

ダーツが刺さらない原因は、チップの傷み、ボードの穴の詰まり、刺さる角度、投げる強さの 4 つに分かれます。はね返る・落ちる・届かないの症状別に原因を見分ける方法と、初心者がまず確かめる順番、道具と投げ方の対処を解説します。

目次
  1. ダーツが刺さらない原因は?4 つの候補
  2. はね返る・落ちる・届かない。症状で見分ける
  3. 道具が原因のとき。チップ・重さ・セッティング
  4. ボードが原因のとき。同じ場所だけ刺さらない
  5. 投げ方が原因のとき。刺さる角度と強さ
  6. 初心者が刺さらないときに確かめる順番
  7. はね返りで気をつけること
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狙いどおりの場所に当たったのに、ダーツがはね返って床に落ちる。何本かに 1 本、刺さらずにぶら下がって落ちる。ボードの手前で下に落ちて、そもそも届かない。ソフトダーツを始めたばかりの人から特によく聞く悩みです。

結論

ダーツが刺さらない原因は、大きくチップの傷み・ボードの穴の状態・刺さる角度・投げる強さの 4 つに分かれます。まず道具とボードを確かめ、それでも刺さらなければ投げ方を見直す順番が、手間が少なく済みます。

  • 同じ 1 本だけ刺さらないなら、チップの曲がり・つぶれ・ゆるみを疑う
  • 同じ場所だけ刺さらないなら、ボードの穴に折れたチップが残っていないか見る
  • どのダーツもどこでも刺さらない・届かないなら、刺さる角度と投げる強さを見直す

ダーツが刺さらない原因は?4 つの候補

ソフトダーツのボードは、細かい穴がたくさん空いたセグメントでできています。プラスチックのチップがその穴の 1 つに入り、穴の縁に挟まって止まる仕組みです。スティールダーツのように、針がボードの繊維に刺さるのとは止まり方が違います。

この仕組みから考えると、刺さらない理由は「チップが穴に入れない」「入っても挟まる力が足りない」「入る前に向きがずれる」のどれかです。それぞれに当てはまる原因を表にまとめます。

原因の候補起きていること見分け方
チップの傷み曲がった・先がつぶれたチップが穴の縁に当たって弾かれる3 本のうち同じ 1 本だけ落ちる
ボードの穴の状態折れたチップが穴に残る、穴が広がって挟まらないどのダーツでも、同じセグメントだけ落ちる
刺さる角度ダーツが上や横を向いたまま当たり、チップが斜めに入る刺さったダーツの後ろが大きく上や下を向いている
投げる強さ弱すぎて押し込めない、強すぎて反動ではね返る届かずに手前で落ちる/当たった音が大きく、勢いよく戻ってくる

実際には 1 つだけでなく、いくつかが重なっていることもよくあります。たとえば、少し曲がったチップで、山なりに弱く投げていると、どちらか 1 つのときより刺さらない回数が増えます。だからこそ、1 つずつ切り分けるのが近道です。

はね返る・落ちる・届かない。症状で見分ける

「刺さらない」と一口に言っても、ダーツの落ち方で原因の見当がつきます。投げたあと、ダーツがどう落ちたかを数投ぶん見てください。

症状よくある原因最初に試すこと
当たって勢いよくはね返るチップのつぶれ、仕切りへの当たり、強すぎるスローチップを新しいものに替える
いったん刺さってから、ぶら下がって落ちるチップが浅く入っている、穴が広がっている、重さに対して角度が悪い別のセグメントでも同じか確かめる
ボードの手前で下に落ちる(届かない)投げる力が足りない、放物線が低い狙いより少し上へ向かって放る
特定の場所だけ刺さらない穴に折れたチップが残っているその場所の穴を目で確かめる

見分けるときのこつは、道具・場所・投げ方のどれを変えると結果が変わるかを見ることです。ダーツの 1 本目と 3 本目を入れ替えても同じ 1 本が落ちるなら道具、どのダーツでも同じ場所で落ちるならボード、どの場所でも落ちるなら投げ方、という具合に絞り込めます。

よくある失敗は、刺さらなかった 1 投だけを見て投げ方を大きく変えてしまうことです。ソフトダーツはセグメントの仕切りに当たれば、上手な人でもはね返ります。10 投に 1 本程度なら、仕切りに当たっただけということも多いので、何投か続けて様子を見てから判断します。

道具が原因のとき。チップ・重さ・セッティング

チップが曲がっている・つぶれている

いちばん多く、いちばん簡単に直せる原因です。チップの先がつぶれて丸くなっていたり、少しでも曲がっていたりすると、穴の中心に入れずに縁で弾かれます。テーブルの上でダーツを転がして、先が円を描くなら曲がっています。根元がゆるんでいるときも、当たった瞬間にぐらついて刺さりにくくなります。

交換のタイミングや見分け方は、ダーツのチップの交換タイミングで詳しく解説しています。

チップの長さと硬さ

英語圏のフォーラムや販売店の解説では、刺さらないときに「しなりの少ない硬めのチップ」や「短めのチップ」を試すように勧める声があります。しなるチップは当たった瞬間に曲がって力が逃げ、穴に入りきらないことがある、という考え方です。一方で、柔らかい素材のほうがセグメントの中で引っかかりやすい、という説明もあり、説が分かれます。

短め・硬めのチップ

当たったときにしなりにくい。

  • 向く人:チップが穴の手前で曲がってはね返る人
  • 気になる点:硬いぶん、折れるときは根元から折れやすいと感じる人もいる

長め・柔らかめのチップ

穴に入ってから挟まる部分が長い。

  • 向く人:刺さってからぶら下がって落ちる人
  • 気になる点:長いぶん、ダーツ同士が当たると曲がりやすい

どちらがよいかは投げ方とボードで変わるので、1 種類ずつ試して、落ちる回数を比べるのが確実です。ただし、チップはバレルのネジの規格(多くは 2BA)に合うものを選びます。合わないチップを無理に付けると、根元がゆるんで刺さりにくくなります。

ダーツの重さと重心

軽いダーツは、当たったときに穴へ押し込む力が小さくなります。英語圏の解説でも、軽いダーツほどボードに深く入らず、落ちやすいとされています。ハウスダーツや軽いダーツで刺さらないことが多いなら、少し重いダーツを試すと変わることがあります。重さの違いはダーツの重さで解説しています。

シャフトやフライトも刺さる角度に関わります。シャフトを短くしたり、フライトの形を変えたりして、刺さる向きが変わったという報告もあります。セッティングの考え方はシャフトの長さの違いとフライトの選び方を参考にしてください。

ボードが原因のとき。同じ場所だけ刺さらない

どのダーツを投げても、ある 1 か所だけ刺さらないなら、ボードの穴を疑います。ソフトのボードでは、折れたチップの先が穴の中に残ることがあります。残った破片があると、次のチップがその穴の奥まで入れず、弾かれたり浅く刺さったりします。

PHOENIX の公式のよくある質問では、残ったチップは膨張してセグメントの穴の形を変えてしまい、ミス反応や誤作動の原因にもなると説明しています。飛び出しているものはペンチで、穴の中に残ったものは「チップリムーバー」という専用の工具で取り除く方法が案内されています。

注意

お店のマシンのボードは、自分で道具を使って触らず、店員さんに伝えてください。刺さらない場所があると伝えるだけで、多くの場合は対応してもらえます。

自宅のボードで長く使っているものは、よく狙う場所(ブルや 20 のトリプルのあたり)の穴が広がって、チップが挟まりにくくなることもあります。セグメントを交換できるボードなら、その部分だけ替える方法があります。

投げ方が原因のとき。刺さる角度と強さ

道具もボードも問題ないのに、どのダーツも、どの場所でも刺さらないなら、投げ方を見直します。見るのは「どの向きで当たっているか」と「どれくらいの強さで当たっているか」の 2 つです。

まっすぐに近い 後ろが下がる 後ろが上がる
刺さったダーツの向きは人によって違い、どれか 1 つが決まった形ではありません。ただ、角度が大きいほどチップが斜めに入り、はね返りやすくなります。

刺さる角度:上を向いたまま当たっている

ダーツの先が上を向いたまま当たると、チップが穴に斜めに入り、縁に横から当たって弾かれます。原因としてよく挙がるのは、離すのが遅い、手首を大きく返して投げている、の 2 つです。英語圏の解説では、ソフトダーツはスティールより放物線を抑えた、まっすぐに近い飛びのほうが刺さりやすいという意見があります。ただ、ある程度の放物線を描くのはどの投げ方でも同じで、角度の好みは人によって違います。

ダーツを離す位置はリリースポイント、肘や腕の使い方はダーツの投げ方の基本で解説しています。

投げる強さ:弱すぎる・強すぎる

弱すぎるとチップを穴に押し込めず、浅く入ってぶら下がったり、ボードの手前で落ちたりします。強すぎると、当たった反動ではね返ることがあります。英語圏の販売店の解説でも、速く強く投げるより、なめらかに投げるほうがはね返りは減るとされています。

弱く、山なりに投げる人

ゆっくりした腕の振りで放る。

  • 起きやすいこと:届かない、浅く刺さって落ちる、上を向いて当たる
  • 試すこと:腕を的へ伸ばしきる、狙いの少し上に向けて放る

強く、まっすぐ投げる人

速い腕の振りで押し出す。

  • 起きやすいこと:大きな音ではね返る、チップがすぐ曲がる
  • 試すこと:握りを少し緩め、振りの速さを落とす

どちらも「ちょうどよい強さ」の幅は広く、人によって違います。ボードまでの距離は、ソフトダーツでスローラインからボードの表面まで 244cm、床からブルの中心まで 173cm です(ダーツの距離と高さ)。この距離を、腕の力に頼らず届かせる強さを探すのが目安になります。

初心者が刺さらないときに確かめる順番

始めたばかりの頃は、道具も投げ方も慣れていないので、原因がいくつも重なりがちです。次の順番で 1 つずつ確かめると、どこで変わったかが分かります。

  1. チップを確かめる曲がり・つぶれ・ゆるみがあれば、新しいチップに替えて手で最後まで締める。
  2. ダーツを入れ替えて投げる同じ 1 本だけ落ちるなら、その 1 本のチップやパーツをもう一度見る。
  3. 狙う場所を変える同じ場所だけ落ちるならボード。お店なら店員さんに伝える。
  4. 刺さったダーツの向きを見る後ろが大きく下がっている・上がっているなら、離すタイミングを見直す。
  5. 強さを変えてみる届かないなら少し上へ、はね返るなら少しゆっくり。1 回に変えるのは 1 つだけ。

お店のハウスダーツは、たくさんの人が使うのでチップが傷んでいることが多く、軽いものも少なくありません。初心者が「刺さらない」と感じる原因が、実はハウスダーツのチップだった、ということもよくあります。自分のダーツを持つかどうか迷うときは、ダーツバレルの選び方も参考にしてください。

もう 1 つよくある失敗は、刺さらないのを気にして、だんだん強く投げるようになることです。強く投げるほど腕に力が入り、飛びが乱れて、かえって狙いがずれます。投げているうちに肩や肘に痛みが出る場合は無理に続けず、痛みやしびれが続くときは医療機関に相談してください。

はね返りで気をつけること

ソフトダーツはチップがプラスチックなので、スティールダーツに比べるとはね返っても危険は小さめです。それでも、勢いよく戻ってきたダーツが足元や近くの人に当たることはあります。投げた後はダーツが止まるまでボードの前に出ない、隣のマシンとの間に人がいるときは強く投げない、といった気配りは、刺さるかどうかに関係なく大切です。

はね返ったダーツの得点の扱いなど、ルール全体はダーツのルールにまとめています。

まとめ

ダーツが刺さらないときは、道具 → ボード → 投げ方の順に切り分けると、原因を見つけやすくなります。

  • 1 本だけ落ちる:チップの曲がり・つぶれ・ゆるみ。替えて最後まで締める
  • 同じ場所だけ落ちる:穴に残ったチップや穴の広がり。お店なら店員さんへ
  • どこでも落ちる・届かない:刺さる角度と強さ。変えるのは 1 回に 1 つ